台湾旅行で海外旅行保険に入らないとダメ?
お得になる方法があれば知りたいな!
結論からいうと、海外旅行ではどんなに短期でも海外旅行保険には必ず入りましょう。
なぜなら、言葉のわからない国で体調不良の中、自力で病院に行くのはとても大変だからです。
この記事では、
- 台湾旅行で起こりやすいアクシデント
- 海外旅行保険に入らないとどうなるのか
- 台湾旅行で重要な保険項目と補償金額の目安
- お得な裏技
について、詳しく解説致します。
台湾旅行で海外旅行保険が必要になるケース
台湾旅行で海外旅行保険が必要になるケースは下記の通りです。
台湾旅行で起こりやすいアクシデント
- 慣れない料理をたくさん食べて胃腸炎になった
- 水上アクティビティ中にケガをした
- 夜市でスリ被害に遭った
- レンタカーで運転中に事故を起こしケガをさせてしまった
特に、台湾の場合は、慣れない食事にお腹を壊す可能性大。
日本では食べる機会の少ないスパイスがふんだんに使われた鍋料理に薬膳料理、脂っぽい料理がたくさんあります。
私は胃腸は強い方で、日本では胃を壊すことは滅多にありませんでしたが、台湾旅行で急性胃腸炎になりました。
この時は保険に加入していたおかげでスムーズに対応できましたが…
そうでなかったらと思うと本当に恐ろしいです…
過去に実際にあった事例
日本台湾交流協会には、下記のような事例が報告されています。
- 滞在中に体調を崩して入院し、高額な医療費(手術と入院で約500万円)を支払った
- 治療費用を懸念し病院の受診をためらっていたら病状が悪化し救急搬送されて入院し350万円を支払った
また、2023年1月からは、新型コロナウィルスに感染した場合の治療費用は自己負担になっているため、台湾当局は旅行者への保険加入を呼びかけています。
海外旅行中には、海外旅行保険が必要になるケースを多く秘めており、いつ何が起こるかは誰にもわかりません。
予期できないトラブルに備えておくことは、旅行を楽しむためには不可欠です。
海外旅行で保険に入らないとどうなるのか?
そうは言っても、3日間で必要?
短期旅行の場合、海外旅行保険に入らなくてもいいんじゃないか。
そう考える気持ちもよくわかります。
では、もしも海外旅行保険に加入していなかった場合、どうなるでしょうか?
例えば、胃腸炎になった場合を例に挙げて考えてみましょう。
海外旅行保険に加入していなかった場合
悶絶する痛みに冷や汗ダラダラで耐えながら、最寄りの病院を探すところから始まります。
言葉のわからない国で、体調不良の中最寄りの病院を探すことは本当に大変です…
運よくホテルのスタッフが病院を紹介してくれても、日本語対応の病院でない場合、病院のスシテムや言葉がわからずス不安と焦りで頭がおかしくなりそうに。
やっとのことで診察までこぎつけ、点滴を打ってなんとか回復したのは夕方(1日が終了)…
何もできないまま日本へ帰国。
海外旅行保険に加入していた場合
一方で、海外旅行保険に加入していた場合。
保険会社に電話をし、最寄りの病院を探してもらいます。
日本語対応の病院を優先的に紹介してもらえて、受付で保険証券を見せるとスムーズに対応。
診察も日本語で安心。
支払いはキャッシュレス診療のため、現地で支払う必要はなし。
午後には体調が回復したため、
無理のない程度に観光を続行し、台湾旅行を最大限に満喫して帰国。
海外旅行保険に加入することを外務省も推奨
海外旅行中、たとえ万全の注意を払っていても、事件や事故に巻き込まれる可能性はないとは限りません。また、健康に自信があっても、海外では日本と違う環境でのストレスや疲労により、思いがけない病気にかかる可能性もあります。列車やバスなどの交通事故にも、いつどこで巻き込まれるかもわかりません。
こうした予期できないトラブルに備え、海外旅行保険には必ず加入しておくことをおすすめします。実際、海外旅行保険に加入していなかったために、病気やケガ、盗難被害などにより多額の損害を被った日本人旅行者は数多くいます。
引用:外務省HP
海外旅行は楽しい反面、言葉や環境の違いにより思った以上に神経が張り詰めた状態になっています。
日本では風邪を引いたことがなくても、海外旅行で急に体調を崩すのはよくあることです。
海外旅行保険の料金目安
台湾旅行4日間で、約1500円から海外旅行保険に加入することができます。(加入者が一人の場合)
1500円で台湾旅行中に起こるトラブルに対する補償がされるので、心のどこかで「何かあっても大丈夫」と言う安心感が生まれます。
より充実した旅にするためには、安心を買うことも重要です。
海外旅行保険の主な補償内容とサービス
海外旅行保険の主な補償内容は下記の通りです。
補償内容
項目 | 補償内容 |
治療費用 | 海外旅行中に生じたケガや病気で医師の治療を受けた際に支払われる補償 |
傷害死亡・後遺障害 | 海外旅行中の事故によるケガが原因で死亡または後遺障害が生じた場合に支払われる補償 |
疾病死亡 | 海外旅行中の病気が原因で死亡した場合に支払われる補償 |
賠償責任 | 海外旅行中に誤って他人や物に損害を与えるなど、偶然の事故により損害賠償責任を負った場合に支払われる補償 |
携行品損害 | 海外旅行中に携行品が破損・火災などの偶然な事故で損害を受けたり、盗難に遭った場合に支払われる補償 |
救援者費用 | 海外旅行中に病気やケガなどで入院したときに家族が駆けつける渡航費などを補償 |
航空機寄託手荷物 | 航空会社に預けた手荷物の到着が所定の時間以上遅れた場合に、やむ得ず必要となった身の回りの品の購入費を補償 |
航空機遅延費用 | 乗る予定の飛行機が遅延して臨時の宿泊費や食事代、移動のタクシー代などを出費した場合の費用を補償 |
サービス
基本的に海外旅行保険では、どの旅行保険でも加入すれば下記のサービスを受けることが可能です。
- キャッシュレス診療サービス
- 24時間・年中無休・日本語で相談可能
キャッシュレス診療サービス
キャッシュレス診療サービスとは、病院で治療費を自己負担することなく治療をうける事ができるサービスのことです。
渡航先で何らかの治療が必要となった場合、事前にサポートセンターへ連絡することで保険会社から提携病院へ直接治療費が支払われるシステムとなっています。
日本語OKの病院を優先的に紹介してくれるので、言葉に不安があっても安心です。
海外旅行中は必要なお金しか所持していないため、キャッシュレス診療は本当に助かります。
注意点としては、もしも連絡をせずに病院に行ってしまった場合、自分で支払いをし帰国時に請求する必要あり。
24時間・年中無休・日本語で相談可能
- 海外旅行先でケガや病気になり、日本語の通じる病院を知りたい
- 盗難に遭った
- 事故を起こしてしまった
など。
言葉のわからない国でアクシデントに見舞われた時、日本語で24時間・年中無休で相談をすることが出来ます。
海外でトラブルに遭うと、本当に大変…
そんな時に相談する場所があるというのは、とても心強いです。
台湾旅行で重要な項目と補償金額の目安
台湾旅行で重要な項目と、一般的に必要と言われている補償金額について詳しく解説致します。
台湾旅行で特に重要な項目
台湾旅行で特に重要な項目は下記の3つ。
- 治療費用(病気、ケガ)
- 携行品損害
- 賠償責任
保険というと死亡時の補償に目が行きがちですが、
海外旅行では命を落とす確率より、病気やけがをする確率の方がよっぽど高いです。
よって、病気やケガの治療費用の補償金額に重きを置くのがポイント。
台湾で日本語可の病院を受診した場合の費用
例えば、日本人特別外来のある臺安醫院の場合。
項目 | 費用 |
受付基本料 (診察費、検査費、薬代は別途追加) | 1,700元 (8,058円) |
入院費用 | 個室:9,000元~17,000元/日 (42,660円〜80,580円) 二人部屋:7,000元~9,000元/日 (33,180円〜42,660円) |
台湾の医療は非常にレベルが高くて安いです。
入院を伴わない軽度の病気やケガの場合は、実費でも3000元〜6000元ほどが一般的。
実際、私は台湾の健康保険を持っていますが、風邪で受診した際は150元〜300元で診察と薬までもらえます。(安っ!)
台湾旅行で必要な補償金額の目安
台湾旅行で重要な項目 | 補償金額の目安 |
治療費用 (病気、ケガ) | 300万 |
携行品損害 | 20万〜30万 |
賠償責任 | 3000万 |
一般的に台湾旅行で十分な保険金額の目安は「治療費用300万」と言われています。
その他、携行品損害については「20万〜30万程度」、賠償責任も最低「3000万」あれば安心といったところです。
【お得な裏技】クレジットカードの付帯保険を利用する
海外旅行の際に海外旅行保険に加入する必要性はご理解頂けたと思います。
ただ、そうはいっても、実際に起こるかわからない事柄にお金をかけたくないものです。
そこでオススメなのが、年会費無料のクレジットカードの付帯保険を利用する裏技です。
おすすめのクレジットカード
年会費無料で使い勝手の良いカードとしてオススメなのが、下記の2つ。
①エポスカード
特に、エポスカードは年会費無料カードの中では補償金額が業界最高レベル。
台湾旅行で十分な保険金額の目安が「治療費用300万」なのに対し、エポスカードは
- 傷害治療費用 200万円
- 疾病治療費用 270万円
と、台湾旅行では十分な補償金額です。
海外旅行好きなら皆必ず持っている、旅行者の強い味方!
また、エポスカードはキャッシュレス診療OK。
クレジットーカードに付帯する海外旅行保険の場合、キャッシュレス診療不可のカードもあるので事前に確認しておきましょう。
②楽天カード
楽天カードは、キャッシュレス診療は不可ですが、補償金額に関してはエポスカードに劣らず高いのが特徴です。
使い勝手の良いカードなので、まだ持っていないならオススメです。
補償金額の比較
項目 | エポスカード
| 楽天カード | 三井住友海上 |
保険適用条件 | 利用付帯 | 利用付帯 | お手軽プラン 4日間1,650円 |
後遺傷害 | 傷害死亡最高3,000万円 | 最高2,000万円 | 傷害死亡1,000万円 傷害後遺傷害1,000万円 |
傷害治療費用 | 200万円 | 200万円 | 1,000万円 |
疾病治療費用 | 270万円 | 200万円 | |
救援者費用 | 100万円 | 200万円 | |
賠償責任 | 3,000万円 ※免責なし | 3,000万円 ※免責なし | 1億円 |
携行品損害 | 20万円 ※免責3,000円 | ー | 30万円 |
遅延等費用 | 航空機寄託手荷物ー | ー | 10万円 |
弁護士費用等 | ー | ー | 100万円 |
公式HP |
海外旅行保険が付帯するクレジットカードを複数枚持っている場合、治療費用(病気、けが)と携行品損害についてはそれぞれの海外旅行保険の補償金額が合算されます。
楽天カードは携行品損害の補償がなくキャッシュレス診療が不可のため、エポスカードと楽天カードの2枚持ちがおすすめです。
エポスカードで補えなかった治療費用を楽天カードでカバーするのが◎。
クレジットカードの付帯保険利用時の注意点
年会費無料のクレジットカードは、保険適用条件が「利用付帯(旅行代金をクレカで決済)」です。
そのため、日本出国までに海外パックツアーの料金などを該当のクレカで決済することによって保険適用となります。
保険適用の条件はクレジットカード会社によって異なるため、よく確認しておきましょう。
クレジットカード付帯保険がおすすめな人
年会費無料のクレジットカードに付帯する海外旅行保険は、基本的にカードの所有者のみ適用です。
そのため、
- 独身者
- 子供のいない夫婦
に特にオススメ。
逆に、子供がいる場合は、万が一に備えて海外旅行保険に入る方が安心です。
また、クレジットカードに付帯する海外旅行保険だけでは不安に感じる場合は、
クレカの海外旅行保険をベースに、気になる項目だけ保険に入れば保険料を安く抑えることができますよ。
台湾旅行で海外保険に入る必要性とお得な裏技まとめ
以上が、台湾旅行で海外旅行保険に入る必要性とお得な裏技についてでした。
短期旅行といえども、病気になったりアクシデントに遭う可能性はゼロではありません。
海外旅行保険に入るか、少しでも節約したい場合はクレジットカードの付帯保険を上手く利用しましょう。
備えあれば憂いなしです。