
ネットで「台湾のご飯はまずい」ってあるけど本当?
今度台湾旅行に行くのでちょっと心配。
台湾は美食が集う場所として称される一方で、台湾のご飯が口に合わないと感じる人が一定数いるのも事実です。
ということで、この記事では、
- 台湾料理が美味しくないと言われる理由
- 口に合わなかった時におすすめの料理
について、台湾在住8年の筆者が詳しく解説いたします。
「台湾のご飯はまずい」という意見が一定数ある理由
台湾料理は絶賛されることが多いですが、
和食のような優しい味付けではなく、どちらかというと「パンチの効いた味」なので賛否両論あるだろうな〜とは思います。
特に、台湾のご飯を「まずい」と感じる人は、次のうちのどれか、もしくは全部が当てはまってしまうパターン。
- 日本にはない独特な料理が多数
- 八角や花椒などパンチのあるスパイスを使う
- パクチーやバジルなど香味野菜を使う
- 甘い醤油や臭いの強いソースを使う
- 生薬入り
- 基本的に脂っこい
私は香味野菜や生薬入りの料理が大好きなので、台湾で暮らせてラッキーとしか思いませんが…



もしも苦手な場合、だいぶツライですよね
下記で詳しく特徴を解説しますので、台湾料理が自分に合うか合わないか参考にしてみて下さい。
①日本にはない癖のある独特な料理が多数ある
臭豆腐


鴨血


台湾香腸


台湾には、日本にはない癖の強い料理がたくさんあります。
例えば、夜市で強烈な匂いを漂わせている「臭豆腐」。
臭すぎて日本の電車を止めてしまったという逸話があるほど!
その他にも、アヒルの血を固めて作った「鴨血」、見た目とは裏腹に甘い台湾ソーセージ「台湾香腸」など数え出したらキリがありません。
見た目とか原材料を聞いて一瞬怯んでしまうんですけど、ハマると病みつきになってしまう味です。笑



食わず嫌いなら、一度挑戦してみるのもアリかも!
②八角や花椒などパンチのあるスパイスを使う
滷肉飯


牛肉麵


麻辣火鍋


台湾料理の代名詞とも言える「滷肉飯(ルーローハン)」や「牛肉麵」には、肉の臭み消しに必ずと言っていいほど八角が使われています。
よって、日本の豚の角煮の味をイメージして食べると、苦手意識を持ってしまう可能性大。
また、人気の麻辣火鍋には、唐辛子の他に中国の山椒「花椒」が使われており、思った以上に辛くてびっくりします。
台湾の料理は、見た目は普通でもプラスで香辛料が入っていると思っておくのが◎。
余談ですが、台湾人の義母は、枝豆に八角を入れて味付けするんですがこれが絶品!
八角好きさんにはぜひおすすめです。(←少数派だと思いますが、笑)
③パクチーやバジルなど香味野菜を使う
三杯雞


麵線


花生捲冰淇淋


スパイスの他に、パクチーやバジルを多用するのが台湾料理です。
日本だとネギが使われる場面で、パクチーやバジルを代わりに使います。
例えば、台湾居酒屋の定番料理である「三杯雞」には台湾バジルがたっぷり。



スープや麺のトッピングには、ネギよりもパクチーが一般的
びっくりしたのが、夜市で有名なピーナッツアイスクリーム(花生捲冰淇淋)のトッピングにパクチーが使われていること!
アイスとパクチー!?と半信半疑でしたが、パクチー好きの私はハマりました。笑
もちろん、パクチーが苦手な場合は最初に言えば「パクチー抜き」にしてもらえるので安心して下さい。
④甘い醤油や臭いの強いソースを使う
醬油膏


沙茶醤


スパイスや香味野菜をたくさん使うだけでなく、調味料も日本とは違う個性的なソースを使います。
試しやすいものだと、「醬油膏」と呼ばれる甘いとろみ醤油。



台湾人は餃子や水餃子のタレに使います
また、独特の匂いがあって好き嫌いの分かれる「沙茶醤」は、鍋のつけダレの定番です。
台湾人とお鍋をすると、どこからともなく鼻をつく臭いが漂ってきますが、その正体は沙茶醤です。笑
ローカルのお店でチャーハンを買うと、味付けに沙茶醤が入っていることがあるので、苦手な人はお気をつけ下さい。
⑤生薬が入っている(薬膳料理)
藥燉排骨


生薬のセット


料理によっては、当帰、棗、クコの実、蓮の実などの生薬が入っていることも。
代表的なのが、夜市で食べられる「藥燉排骨」。
豚の骨付きあばら肉を漢方食材と一緒に煮込んだ、滋養スープです。
台湾では東洋医学(中醫)がとても身近な存在で、風邪などではない身体の不調は中醫に行くのが一般的。
スーパーでは、薬膳ごとに予め必要な生薬がセットになっているパックが販売されているほどです。



ただ、薬膳料理が苦手だと口に合わない可能性あり
⑥基本的に脂っこい
焢肉飯


蔥抓餅


台湾料理は、豚バラ肉を多く使っていたり、揚げ物も多いです。
また、野菜や肉を炒める料理でも、先に生姜やニンニク、ネギ、干しエビなどを、多めの油で炒めて香りを立てるのが基本。
そのため、簡単な炒め物でも、日本料理より脂っこいんですよね。
胃腸が強くても、台湾料理を食べ続けていると胃腸が悲鳴を上げる可能性があるので、くれぐれもお気をつけ下さい。



私は台湾で、人生で初めての急性胃腸炎になりました…笑
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台湾料理が口に合わなかった時におすすめの料理
ここまで読んで、台湾料理合わないかも…と思われた方もいるのではないでしょうか。



でも、大丈夫です!
上記で挙げたのはあくまで台湾料理の特徴であって、合わなければそれ以外の料理を食べればいいだけの話。
台湾料理が口に合わなかった時におすすめの料理はこちら↓
- 小籠包や水餃子
- 雞肉飯
- 昆布や鶏ガラベースの鍋
- 寿司やカレーなど
- パスタやハンバーガー
無理して台湾料理を食べて台湾を嫌いになるくらいなら、食べられるものだけ食べましょう。
小籠包や水餃子
小籠包


水餃子


台湾旅行で人気の「小籠包」は、日本でも馴染みがあるので失敗しにくいはず。
また、台湾では水餃子もよく食べられており、癖がなく食べやすいのでおすすめです。
杭州小籠湯包 民生東路店でおすすめのメニュー&注文方法を徹底解説
雞肉飯


八角入りの「滷肉飯(ルーローハン)」が苦手な時は、「雞肉飯(ジーローハン)に挑戦してみて下さい。
茹でた鶏肉をほぐしてご飯の上に乗せ、エシャロット油ベースのタレをかけたシンプルな料理です。
八角が使われることが少ないため、受け入れやすい味だと思います。
昆布や鶏ガラベースの鍋


台湾は麻辣火鍋以外にも、鍋の種類が豊富です。
辛いのが苦手なら、昆布ベースや鶏ガラベースの鍋をチョイスすればOK!
寿司やカレーなど
寿司


カレー


意外かもしれませんが、寿司などの和食やカレー屋さんも結構あります。
手軽にお寿司を食べるなら、回転寿司のスシロー(壽司郎)や爭鮮、くら寿司(藏壽司)などが便利でおすすめですよ。
パスタやハンバーガー
パスタ


ハンバーガー


その他、台湾にはオシャレなカフェがたくさん!
よって、台湾料理や和食の気分でない時は、パスタやハンバーガーなど洋食をチョイスする事も可能です。
台湾料理がまずいと言われる理由と対処法まとめ
以上が、台湾料理が一部の人からまずいと言われる理由と、口に合わなかった時に台湾でおすすめの料理についてでした。
台湾は台湾料理以外にも色んな料理があるので、そんなに心配しなくても大丈夫です。
また、台湾料理は苦手だけど、台湾は好きで何回も来ている!って人もたくさんいますよ。
楽しい台湾旅行となりますように♪
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