鶏肉がご飯の上に乗っかっただけのシンプルな料理なのに、最高に美味しいです。
鶏肉飯が有名なお店は色々ありますが、ローカルに人気なのが台北・行天宮駅の近くにある「冠鼎鶏肉飯」というお店。
鶏肉飯以外にもスープが絶品で、また、鶏肉飯と魯肉飯をハーフ&ハーフで頂けるメニューもあり!
店員さんが優しく親切なので、ローカル食堂に抵抗のある方でも割と入りやすいお店です。
お店の特徴
- 入店ハードル:中
- 注文方法:オーダーシート記入
- メニューに日本語表記:無し
- 支払いのタイミング:後払い
- クレジットカード:不可
冠鼎鶏肉飯(グアンディンジーローハン)
「冠鼎鶏肉飯」は、MRT(地下鉄)行天宮駅の3番・4番出口から徒歩約2分ほどの場所にあります。(お店情報は後述)
駅の方からだと、右手に上記写真の赤い看板が見えてきます。
ちなみに、お店の前の通りは「錦州街」と呼ばれ、飲食店やドリンクスタンドがたくさんあります。
ローカルのお店は水の提供がないので、ドリンクが必要な場合は、この通りにあるドリンクスタンドで購入しておくと良いかもしれません。
(基本的に、ローカル食堂はドリンクの持ち込みはOKとされています)
店内はこんな感じです。
それほど広くはありませんが、掃除がきちんとされていて清潔です。
ピーク時はかなり混雑するため、できれば昼時の12時〜13時と、夕方18時〜19時頃は外して訪れるのがベターです。
店内利用の仕方
step
1入店時に聞かれる
店内利用ですか、それとも持ち帰りですか?
「内用 還是 外帶?」
(ネイヨン ハイシ ワイダイ?)
店内利用なので、「内用(ネイヨン)」と答えるか、お店の中を指差して意思表示します。
店内利用です。
「内用(ネイヨン)」
step
2オーダーシートを取る
オーダーシートは、下の写真のあたり(入って真ん中くらい)にあるので、ペンと一緒に取って奥の店内へと入っていきましょう。
こちらのお店の店員さんは、皆さん優しくて本当にいい方達ばかり。
急かされることもなく、こちらの話をしっかりと聞いてくれますし、困っている様子だと助けてくれるので安心してくださいね。
step
3席に座る
席は自由に座ってOKです。
ただし、台湾は相席が当たり前なので、その点だけ心得ておきましょう。
また、自分が相席で座る場合は、何かしら一言声をかけてから座るのがマナーです。
step
4記入したら入口のスタッフの所まで持っていく
注文する内容を記入し終えたら、「桌號(テーブル番号)」の欄に自分のテーブル番号を記入します。
そして、入り口のあたりにいるスタッフの方に渡しに行き、あとは料理が運ばれてくるのを待つのみです。
step
5レジでお会計
伝票(オーダーシート)はレジで管理されており、お会計は、入り口にあるレジで机の番号を口頭で伝えるスタイル。
英語で数をいうか、手で番号を作って伝えればOKです。
ピーク時以外であれば、たいていの場合店員さんが顔を覚えてくれているので、ご安心ください。
メニュー
メニューは下記です。
麺類・ご飯類・スープにおかずとメニューが豊富です。
注意ポイント
- 2019年訪問時の価格です。変動している可能性がありますので、予めご了承ください。
おすすめ料理
それでは、ここからはこちらのお店のおすすめメニューをご紹介していきたいと思います。
雞肉飯
「雞肉飯(ジーローハン)」40元(172円)
まずは、お店の店名にも入っている雞肉飯です。
鶏肉は割と細かく裂いてあり、とっても柔らかく美味しいです。
たまにパサパサで食べにくいお店があったりしますが、こちらのはしっとり!
また、鶏肉からでた油とエシャロットが香ばしく、噛みしめるほどに鶏肉の旨味と合わさって幸せな気分になります。
魯肉飯(ルーローハン)に比べてあっさりしているので、こってりな味が苦手な方にオススメですよ。
(金額は、1元=4.3円で計算しています。以下同じ)
雞肉便當
「雞肉便當(ジーロービエンダン)」65元(279円)
「便當」はお弁当という意味なのですが、この場合は、副菜がプラスされたものと考えると良いかもしれません。
鶏肉とともにご飯の上に乗っかっているのは「タケノコ」です。
台湾のタケノコは、日本のものとはまた違った美味しさがあり絶品なんです!
柔らかくて甘く、鶏肉のスープでじっくりと煮るために旨味が凝縮され、一度食べると病みつきになります。
雞肉便當は雞肉飯と比べるとご飯の量も多くなりますが、台湾ならではの味をより堪能できる一品です!
招牌飯
「招牌飯(ジャオパイファン)」45元(193円)
「招牌」とは、お店の看板商品という意味。
雞肉飯が看板商品だと思っていたのですが、こっちだったのですね!笑
招牌飯は、雞肉飯と魯肉飯のハーフ&ハーフです。
旅行中の一食はとても貴重。その点、これなら二つ一緒に味わえるので一石二鳥です。
魯肉飯は、量が多いと味に飽きてしまうのですが、これはちょうど良いサイズ。
もう少し大きいサイズ&副菜付きがよければ、「招牌便當」の方をぜひ。
嘴邊肉湯
「嘴邊肉湯(ゾエイビエンロウタン)」50元(215円)
「嘴邊肉」は、頬のあたりのお肉のことを指し、また、「湯」はスープという意味。
生姜とお肉が入っただけのシンプルなスープです。
見た目はシンプルでも、コクがしっかりと凝縮されていて、「美味い!」以外の言葉は出て来ません。
しかも、こんなにお肉がたくさん入っていて、たったの50元。
お肉は臭みはなく、簡単に嚙み切れる柔らかさです。
ちなみに、台湾人はスープに入ったお肉をタレにつけながら食べます。
スープを堪能しながら、お肉はタレにつけて味わうのが台湾流。
雞肉飯だけでなく、台湾でしか味わえないスープにもぜひ挑戦してみてください。
燙青菜
「燙青菜(タンチンツァイ)」35元(150円)
「燙」は熱湯で軽くさっと茹でるという意味で、「青菜」は葉野菜のこと。
ローカル食堂には必ずあるメニューですが、「青菜」の野菜は日によって変わるので、気になる場合は聞いてみましょう。
写真は空芯菜ですが、サツマイモの葉やキャベツが出てくる確率が高いです。
味はというと、鶏がらスープに醬油膏と呼ばれる甘い醤油で味付けされているためか、意外と濃いめでしっかりしています。
旅行で「茹で野菜?」と敬遠してしまうかもしれませんが、台湾の茹で野菜はあなどれない美味しさがあります。
台湾の家庭の味もぜひ味わってみてくださいね。
お店情報
- お店:冠鼎鶏肉飯
- 住所:台北市中山區錦州街252號
- 最寄駅:MRT行天宮駅から徒歩約2分
- 営業時間:10:30~20:30
- 定休日:土・日
(2023年4月現在の情報です。予めご了承ください)
今回は、美味しい「鶏肉飯(ジーローハン)」が頂けるお店のご紹介でした。
行天宮に行った帰りなど、是非是非立ち寄ってみてくださいね!
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