台湾旅行でローカル食堂に挑戦したい。
その際に注意すべきこと・ルールなどがあれば知りたい。
海外旅行でローカル食堂を利用するのは、正直ハードルが高いですよね。
なぜなら、私達の知らない独自のルールが存在するからです。
特に、台湾の接客スタイルは日本とはだいぶ異なるため、知らないとびっくりします。
ということで今回は、ローカル店を利用する際のルール・マナーについて解説していきます。
この記事でわかること
- 台湾のローカル食堂でのルール
- ローカル食堂にチャレンジする勇気が少し湧くかも!?
台湾には台湾のルールが存在する
私は、海外旅行で大事なのは「ここは日本ではないと理解しておくこと」だと思っています。
台湾には台湾の常識があり、日本には日本の常識があります。
ここで暮らしている方たちにとっては、この日常が “普通” です。
ローカルのお店を利用するということは、彼らの日常を体験することになります。
もしかしたら、「日本だったらこうなのにな」と思うこともあるかもしれません。
でも、今あなたがいるのは台湾だということをどうか忘れないで下さい。
日本と台湾は似ていると思うこともある反面、けっこう違うところもあります。
ローカル食堂での食事がまさにそれです。
知らないと、「なんで?なんで?」となったり、「こ、怖い。もう二度と来たくない」と思ってしまうことも。
でも、以下の内容を知っていると、「あっ、これが台湾の普通か」と見過ごすことができます。
現地の美味しいご飯を頂くには、まずローカルのルールを知っておくことが大切です。
接客態度
基本、笑顔で接客しない
笑顔で出迎えてもらえるのが当たり前の国日本からやってくると、ちょっとビビります。
でも、これが台湾では普通の接客です。
笑顔でないからといって、決して怒っている訳ではありません。
話しかけると、ちゃんと話を聞いてくれたり、気に掛けてくれたりします。
このギャップに「キュン」となって、台湾リピーターになってしまう人も多いはず。
「はぁ??」は怒っている訳ではない
理解できなかった時に「はぁ??」と言われることがしばしばあります。
これは、怒りを表しているわけではなく、「えっ??何?」と聞き返しているだけなので怖気付かないでくださいね。
初めて聞いた時は流石にびっくりしましたが、慣れると平気になります。
お客様ファーストではない
レジで、ご飯を食べていたりします。
あと、レジの前に立って注文しようとしても、店員同士で話していたりします。
最初は、日本人だからバカにされてるのかなと落ち込んでいたのですが、そういう訳ではありませんでした。
この場合は、大きな声で「スイマセーン」と言いましょう。
何かしら「ここにいるよ!注文するよ!」と意思表示をすることが大切です。
気づいてくれるまで根気よく待とう精神でいると、何分も気づいてもらえない可能性大です。
お客と店員は関係が対等
台湾は、お客と店員の関係が対等です。
最初は違和感を感じるかもしれませんが、私は店員さんとの距離が近くて好きです。
ご飯食べ終わって、お互い「バイバイ」と言える関係、素敵だな〜と思います。
相席が基本
隣に前に知らない人が座っていて、一緒にご飯を食べるのが台湾です。
ローカルのお店の場合、回転の早さが何より大切。
よって、相席は基本中の基本。
2人で4人席に座ろうとすると、大テーブルの方に座るように言われることもあります。
お客側もこれを理解しており、躊躇なく横に目の前にと座ってきます。
日本だと相席でご飯食べることは滅多にないと思うので、少し抵抗があるかもしれませんがここは受け入れましょう。
たまに、日本大好きな台湾人と相席になって意気投合し、仲良くなるなんていうサプライズも。
これぞフレンドリーな国民性を持つ「台湾あるある」です。
ローカルのお店で長居は禁物
色々と話したいかもしれませんが、ローカル食堂は話しをする場所ではなく、ご飯を食べる場所です。
なので、食事が運ばれてきたらササっと食べて、食べ終わったらすぐにお会計をして店を出ます。
あまりにも長く滞在していると、お店の人に注意されることもあります。
だいたい長くても30分が限度。
話をしたい・休憩をしたい場合は、カフェなど長く滞在できるところに行くようにしましょう。
オーダーシートは自分で持って行く
注文票は取りに来てくれません。
日本だと、オーダーをお店の人が取りに来てくれますよね。
でも台湾の場合は、高級なレストランを除いてほぼほぼ自分で書いて持って行くスタイルが定番です。
オーダーシートがない場合は、入店時に口頭で注文します。
ローカル食堂では、お客側が動くことの方が一般的です。
いつまで経ってもお店の人が来てくれない・・・とならないようにしましょうね。
ローカル店での注文方法は、下記にまとめてみました。
お箸はセルフで持ってきてテッシュで拭く
入り口付近に、お箸・お椀・ソースなどをひとまとめにした棚が置いてあります。(ない場合は、テーブルの上)
お店の人が気を利かせて持ってきてくれることはないので、自分で取りに行きましょう。
また、棚かもしくは壁にティッシュがあるので一緒に何枚か取って来ます。
そして、そのテッシュで、持って来たお箸やお椀を拭きます。
台湾人を見ていると、みんなティッシュで拭いているんですよね・・・。
ちゃんと洗ってあるのは確かですが、やっぱり少し汚かったりするので、ここは台湾式に再度自分でキレイに拭くようにしましょう。
お水はないので、飲み物は持参
基本、水は出て来ません。
また、たまにセルフで入れるタイプのお茶が置いてありますが、夏でも温かいお茶でさらに甘いことがあります。
台湾は、無糖よりお砂糖入りが主流。
よって、ウーロン茶なのに、めちゃくちゃ甘かったりするのです。
慣れてないと、甘いお茶は抵抗があってなかなか飲めません。
ローカルのお店は、基本的に飲み物を持ち込んで飲んでOKなので、ペットボトルのお水・お茶を持参するようにしましょう。
余談ですが、コンビニでお茶を買う際は、「無糖」と書いてあるものを買うこと。
そうでないと、激甘のお茶を買うことになりますのでご注意を。
他店で購入したものを食べない
これは、「持ち込んだ食べ物を食べることを禁じます」と言う意味。
夜市にあるお店はこうやって書いてあることが多いですが、書いていない場合も基本的にNGです。
(飲み物はこの限りではなく、基本どのお店もOKとしています。)
残ったら持ち帰りOK
食べきれない、でも残すのは勿体無い。
日本だと、食べ残したものを持ち帰ることはできません。
でも、台湾だと持ち帰りOKなのです。さすがテイクアウトの国、台湾!
ただし、持ち帰ったのもは早めに食べることです。
後日食べてお腹を壊したとなっても、そこは自己責任となります。
持ち帰りをしたい時は、下記のように伝えてみて下さいね。
これをお持ち帰りしてもいいですか?
「我 可以 打包 這個 嗎?」
(ウォ カーイー ダーバオ ジャガ マ?)
最後に
私が台湾に来て一番びっくりしたのが、接客態度でした。
笑顔で接客されるのが普通だと思ってしまっていたので、正直ビビってしまいました。
でも、何度もローカル食堂を利用するうちに、怒っているわけではなくこれが普通なんだと理解。
何より、お客さんと店員さんとの距離が近いのがいいな〜と感じます。
顔見知りになると、色々とサービスしてくれたり。
頑張って日本語を覚えて私が来た時に使ってくれたり。
優しさが心に染みます。
ローカル食堂は入るまでドキドキしますが、上記ことを予め念頭に置いておけば、こういうものだと冷静に対応できるはずです。
観光地に行くのもいいですが、旅は日本以外の国の生活を知るいい機会だと思います。
ぜひぜひ、ローカルでのご飯に挑戦してみてくださいね。
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