ローカルのお店で美味しいご飯が食べたいな。
でも、中国語話せないし、注文の仕方もわからない。どうしよう。
観光客向けのお店なら日本語のメニューがあったり、日本語が話せるスタッフがいたりします。
けれど、ローカルのお店となると、中国語オンリー。
でも実際のところ、注文の仕方はそれほど難しくはありません。
なぜかというと、ローカルのお店は、注文方法とお会計の仕方にパターンがあるからです。
そう。これさえ理解しておけば、怖いものはありません!
台湾旅行ではぜひ、ローカル食堂に挑戦してみてくださいね。
この記事でわかること
- ローカル食堂での注文・お会計方法のパターン
入店時に聞かれること
店内か持ち帰りか
台湾は外食文化のため、家でご飯を作らない家庭があり、テイクアウトしたものを家で食べることも多いです。
日本だと考えられませんが、キッチンがない家があるのです。
そのため、ローカルのお店はほぼテイクアウト出来るようになっており、どちらか必ず聞かれます。
店内利用ですか、それとも持ち帰りですか?
「内用 還是 外帶?」
(ネイヨン ハイシ ワイダイ?)
店内利用:内用(ネイヨン)
持ち帰り:外帶(ワイダイ)
<店内利用の場合>
「内用(ネイヨン)」
中国語に自信がない場合は、お店の中を指差すジェスチャーでわかってくれますので安心してください。
何人か
続いて、何名かも聞かれるので覚えておきましょう。
何名ですか?
「幾位?(ジィウェイ?)」
一人です。
「一位(イーウェイ)」
二人です。
「兩位(リィャンウェイ)」
三人です。
「三位(サンウェイ)」
「幾位?(ジィウェイ?)」と言われたら、人数を聞かれているんだなと理解できればOK。
あとは、指で数字を作って見せましょう。
予約しているか
ローカルのお店でも、少し大きめのレストランなどでは聞かれることがあります。
席数が少ないお店ではまず聞かれませんが、念のために覚えておくといいです。
予約していますか?
「有訂位嗎?」
(ヨウ ディンウェイ マ?)
していません。
「沒有(メイヨウ)」
おそらく予約していないと思うので、「沒有(メイヨウ)」と答えるか、首を横にふるなど「いいえ」の意思表示を。
注文方法4パターン
①入店時に口頭で注文
メニュー数が少ない場合
- 注文:入店時に口頭で
- 支払い:注文時
ローカル度が高く、メニュー数が少ないお店の場合、入店時に口頭で伝えます。
そして、口頭注文の時の御会計は、注文の時に一緒に払うことが多いです。
稀に、座席数が少ない場合は後払いのケースもあります。
中国語に自信がない場合は、メニューを指差して伝えればOK。
②オーダーシート(注文票)に記入しレジに持って行く
メニュー数が多い場合
- 注文:オーダーシート(注文票)に記入しレジに持っていく
- 支払い:注文時・後払い
大抵の食堂が、このパターンです。
まず、入り口で店内利用と伝えると、オーダーシートとペンを渡されます。
もしくは、オーダーシートとペンがレジ付近に置いてあるので、自分で持って行き席につきます。
席は、「ここに座って」と指示されない限り、どこに座っても大丈夫です。
ただし、少人数で大きなテーブルに座っていると、相席になる可能性あり。
欲しいものを正の字で記入し、卓號の欄にテーブルの番号を書きます。(下記参照)
記入し終わったら、自分でレジに持って行きます。
支払い方法はお店によって異なりますが、先払いの場合は店内に張り紙があります。
詳しくは、支払い方法のところで解説します。
③メニューをもらい、決まったら注文に行く(口頭で)
朝ごはん屋・一部のカフェ
- 注文:メニューを入り口で渡され、レジに自分で注文に行く
- 支払い:注文時
オーダーシート(注文票)ではなく、メニューをくれてまず席に着席する場合。
どれにするか決まったら、自分でレジに行きます。
そして、注文と同時にお会計も済ませます。
(もしも店員さんが聞きにきてくれた場合は、日本と同じで後払いです。)
朝ごはん屋や一部のカフェにみられる注文方法です。
店員さんが来てくれない時はこのパターンの可能性大なので、自分でレジに行くようにしましょう。
④メニューをもらい、メモ用紙に自分で書く
小さなレストラン
- 注文:メモ用紙に自分で書いて持っていく
- 支払い:後払い
これはレアなケースですが、稀にあります。
入り口でメニューとメモ用紙・ペンを受け取り、席に着きます。
メモ用紙を渡された時点でこのパターンだと思ってください。
決まったら、メモ用紙に書いていきます。
中国語なので書くのが大変ですが(笑)、書いて渡せばOKなので口頭注文よりはハードルが低いです。
注文を書いたら、メモ用紙にテーブルの番号も忘れずに書いて、レジに持っていきます。
品数の多い小さなレストランで、一品の料理が割と高額(160元くらい)な場合だとこのパターンの可能性あり。
この場合、支払いは後払いのことがほとんどです。
お会計3パターン
先払い(注文の時)
- 先に支払いをしてください
- 「請先付款(チン シエン フークアン)」
先払いの時は、たいていの場合、お店の壁に赤い文字で上記の文が書いてあります。
この場合は、注文の時にお金を払います。
口頭注文だと先払いのケースが多いです。
後払い
- 食べ終わってから、支払いをしてください
- 「吃完再付款(チー ワン ザイ フークアン)」
OR
- 後払いです
- 「後付錢(ホゥ フー チエン)」
後払いの時は、店内には特に書かれてはおらず、口頭で上記のように言われます。
店内に入って、「請先付款」の文字がなければ、後払いの可能性が高いと思っておきましょう。
料理が来るたびに都度払い
- 料理が運ばれて来た時に、払ってください
- 「到了再付錢(ダオラ ザイ フーチエン)」
夜市の中にある屋台で座って食べる場合、ほぼこのパターン。
逆に、普通の食堂でこのパターンはないです。
例えば、料理を2つ注文したとします。
一つ目が運ばれてきたら、その料理の料金を払い、二つ目の料理が運ばれてきたら、同じようにその料理の料金を払います。
運ばれて来た料理のお金を都度支払うというスタイル。
まとめて払うのではないので、注意してください。
台湾のお金については下記にまとめました。
≫ 台湾のお金の種類と数え方。旅行中聞き取りに挑戦してみよう!
その他知っておくと役立つこと
料理は運んで来てくれる
ローカルの食堂は、基本的には料理は持って来てくれます。
ただし、朝ごはん屋さんの場合、番号か料理名を言われて、自分で取りに行かなければならない事もあり。
席は片付いてなくても座る
ピーク時は、お店が忙しくテーブルが片付いていないことも。
でも、ここで片付けてくれるまで待っていると、テイクアウトの人と間違われて先を越されてしまうのでご注意ください。
席は片付いていなくても、とりあえず座ります。
オーダーシートに記入していると、お店の人が片付けてくれるのでご安心ください。
また、ピーク時は、相席が基本。
食べている後ろで席取りのためにスタンばられていることも・・・。
あまりセカセカしたくない場合は、ピークの時間(12時〜13時)は外すようにした方が無難です。
お箸などは自分で取りにいく
ローカルのレストランは、お箸・スプーンやソースは自分で取りに行きます。
入り口付近か奥に、ひとまとめにした棚が置いてあるので、必要な分を自分で準備しましょう。
(机の上にある場合もあり)
また、その他のローカル食堂のルールについては、下記にまとめました。
≫ 台湾ローカルフードを食べる際の食堂での暗黙のルール・マナー
最後に
「ローカル食堂ではお客側が動く」と覚えておく。
日本と違い、いろんなパターンがあるので、最初はちょっと戸惑ってしまうかもしれません。
台湾の飲食店の傾向としては、基本的にはお客側が動くことが一般的です。
注文にきてくれない場合は、自分で動かなければならないと心得ておきましょう。
ちなみに、このブログで紹介しているお店の記事には、上記のどのパターンかを書いています。
お店選びの際は、そちらも参考にしていただければ幸いです。
関連記事
≫ 台湾ローカルフードを食べる際の食堂での暗黙のルール・マナー
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