台湾フードの代名詞と言えば「魯肉飯(ルーローハン)」
食べてみたいけれど、独特の香辛料の味付けがどうも苦手だな。
そんなあなたにオススメなのが、「四方阿九魯肉飯」の魯肉飯です。
日本人の口にも合う、マイルドな味付けとなっています。
がっつりローカルのお店なので、入るのに少し勇気がいりますが、注文の流れを理解しておけば怖くはありません。
お店のスタッフも親切で、日本人だとわかると親切に教えてくれますのでご安心ください。
お店の特徴
- 入店ハードル:中
- 注文方法:オーダーシート記入
- メニューに日本語表記:なし
- 支払いのタイミング:後払い
- クレジットカード:不可
四方阿九魯肉飯(スーファンアージィヨウルーローハン)
観光地として有名な「龍山寺」から徒歩3分ほどの場所にあります。(お店情報は後述)
ピーク時(12時〜13時)はかなり混むので、その時間帯は外して行くことをオススメします。
夜は目の前が夜市で賑わっているので人は多いですが、回転は早いのでそれほど待たずに座ることができます。
店内はこんな感じです。席数は多くないので、基本相席です。
外にもテーブルが並んでいますね。ピーク時はここもいっぱいに。
「滷(醤油煮込み)」で煮込まれたお肉や卵がカウンターに並んでいます。美味しそうです。
店内利用の仕方
step
1入店時に聞かれる
店内利用ですか、それとも持ち帰りですか?
「内用 還是 外帶?」
(ネイヨン ハイシ ワイダイ?)
店内利用なので、「内用(ネイヨン)」と答えるか、お店の中を指差して意思表示します。
店内利用です。
「内用(ネイヨン)」
step
2オーダーシートを取る(店内はピンク色)
ピーク時は写真のようにレジに人だかりが出来ています。
ただ、ほとんどの人が持ち帰りの人達なので、人混みをかき分けてレジの左側まで行きましょう。
ピーク時は店員さんも忙しく、店内利用かどうか聞いてくれないので、自分で写真の矢印のあたりにあるオーダーシート(ピンク色)を取ります。(ピンクが店内利用、黄色は持ち帰り用)
step
3席に座る
オーダーシート(注文票)を無事にゲットしたら、続いて席を確保します。
席が片付いていなくても、とりあえず座るのが台湾流。
オーダーシートを書いている間に、スタッフの方が片付けてくれます。
step
4記入したら、配膳しているスタッフに渡す
書けたら、左下に自分の席のテーブル番号を記入して、スタッフに渡します。
この時、レジにいるスタッフではなく、配膳をしているスタッフに渡すようにしましょう。
(後払いのため、お金は渡す必要無し)
あとは、料理が運ばれてくるのを待つのみです。
だいたい5分もあれば運ばれてきますよ〜。
step
5お会計
料理が全てきたら、伝票(オーダーシート)も一緒に机の上に置いてくれます。
食べ終わったら、それをレジまで持って行ってお会計。
このお店のおすすめ料理
魯肉飯(ルーローハン)
「魯肉飯(ルーローハン)」小サイズ、25元(90円)
お店の店名にも入っている魯肉飯をまずは頂きましょう。
お肉は、脂身部分が口に入れた瞬間に溶けます。トロットロ。
濃厚な醤油味ですが、八角などのスパイスの味は控えめなので、とても食べやすいのが特徴です。
小サイズでも、女性はお腹いっぱいになるサイズ。
他にも色々食べ歩きをする場合は、これだけで十分かもしれません。
(※金額は、1元=3.6円で計算しています。以下同じ)
魯肉便當(ルーロービエンダン)
「魯肉便當(ルーロービエンダン)」65元(234円)
便當は “お弁当” という意味です。
真ん中の魯肉飯を取り囲むように副菜が盛り付けされています。
このボリュームでたったの65元(234円)。お腹が空いた時、がっつり食べたい時にオススメです。
焢肉飯(コンローファン)
「焢肉飯(コンローファン)」70元(252元)
同じ「滷(醤油煮込み)」でも、こちらは塊のお肉です。
日本の豚の角煮のようなものですね。
味がしっかりと染み込んであり、脂身プルンプルンです。
白ご飯に合うんですよね〜。
魯肉飯ばかり食べていて、お肉とご飯を別々に食べたい!そんな要望にお応えできる一品です。
私は、魯肉飯よりは焢肉飯が好きです。
魯肉乾板條(ルーローガンバンティヤオ)
「魯肉乾板條(ルーローガンバンティヤオ)」は、35元(126円)
乾は “スープ無し” という意味です。なのでこれは、スープ無しの麺に魯肉ををかけた料理。
麺は日本の麺よりも柔らかくモチモチとしています。麺で頂く魯肉も美味しいので、一度お試しください。
燙青菜(タンチンツァイ)
「燙青菜(タンチンツァイ)」は、30元(108円)
「燙」は熱湯で軽くさっと茹でるという意味で、「青菜」は日本語と同じ。
今回は、日本では食べる機会のない「地瓜葉(さつまいもの葉)」でした。
日によって野菜が変わるので、何が出てくるかはお楽しみです。
茹で野菜の上にも、これでもかというくらい魯肉がのっかっていますね!!!
野菜のあっさりと肉のこってりが丁度良く合わさって、これが本当に美味です。
苦瓜排骨湯(クーグゥアパイグータン)
「苦瓜排骨湯(クーグゥアパイグータン)」45元(162円)
「苦瓜」はゴーヤのこと。
台湾ではゴーヤをよく食べるのですが、緑よりも白いゴーヤを食べます。
私は台湾に来るまで、白いゴーヤがあること自体知りませんでした。
緑のゴーヤに比べて苦味が少なく、とても食べ易いです。
排骨酥湯(パイグースータン)
「排骨酥湯(パイグースータン)」45元(162円)
排骨酥は、骨つき肉を一度揚げてからスープに入れて煮込んだものです。
このスープ、病みつきになりました。肉の旨味と、黒胡椒のパンチが癖になる!!
個人的には「魯肉飯」よりオススメかもしれません。
パクチーが少し入っているので、苦手でなければ一度召し上がってみてください。
お店情報
- お店:四方阿九魯肉飯
- 住所:台北市萬華區廣州街225號
- 最寄駅:MRT龍山寺駅から徒歩約5分
- 営業時間:11:00~1:00
- 定休日:無し
(2018年9月現在の情報です。予めご了承ください)
今回は、日本人の口にもあう魯肉飯が食べられるお店のご紹介でした。
麺や野菜にも滷肉がのっていて、他のお店とは違った形で滷肉を味わえるお店です。
ぜひぜひ、観光で龍山寺に行ったついでにでも立ち寄ってみてくださいね。
ローカル食堂の暗黙のルール、注文方法のパターンについては、下記に詳しくまとめました。
≫ 台湾ローカルフードを食べる際の食堂での暗黙のルール・マナー