台北旅行で市内バスに乗りたいけれど、観光客には難しい?
乗り方や注意点があれば詳しく知りたいな!
台北はMRT(地下鉄)が通っているので、旅行中の移動はたいへん便利です。
ただし、場所によっては路線バスを利用した方が早く・楽に目的地にたどり着けるケースも。
更には、2019年7月にバスの運賃の支払い方法が変更になり、以前と比べてグッと利用しやすくなりました。
ということで今回は、台北市・新北市の路線バスの乗り方と注意点について詳しく解説していきたいと思います。
台北旅行の際には、ぜひ路線バスにも挑戦してみてくださいね!
2019年7月にルールが変更となり乗り方がより簡単に!
交通系ICカードを利用の場合、2019年7月以降は乗る時と降りる時の両方で悠遊カード(交通系ICカード)をカードリーダーにかざす方法に統一されました。
中国語では「上下車刷卡」と言い、バスに乗ると必ずどこかに書かれています。
ちなみに以前はというと、
- 乗る時にカードをタッチ
- 降りる時にカードをタッチ
- 乗降車時の両方とも、カードをタッチ
の3パータンに分かれており、観光客にとっては大変わかりづらいシステムでした。
今回の変更により乗り方が日本と同じになったのが嬉しい!
バスは正直あまり好きではなく敬遠していたのですが、バスの方が便利なルートもあるため、ルール変更後は積極的に利用しています。
乗り方さえ分かればとても便利なので、オススメですよ。
注意・ルール
バスの乗り方・流れを解説する前に、日本との違いを先にお伝えしたいと思います。
日本の感覚でいると困ることが多々あるため、台湾のルールを頭に入れておくと安心です。
現金の場合は、両替機がないので小銭を準備
台湾ではバスを利用する場合、基本的に悠遊カードなどの交通系ICカードを利用するのが一般的です。
理由の一因としては、「バスに両替機が設置されていない」というのが挙げられます。
そのため、バスを利用する場合は悠遊カード(交通系ICカード)を準備するか、小銭をきっちり準備するかになります。
また、現金の場合は、日本のように値段の書かれた電光掲示板がなく、必然的に運転手さんと会話をする事になりハードルが一気に上がるのでご注意を。
よって、なるべく楽にバスを利用するには、交通系ICカードは必須アイテムとなります。
交通系ICカード・悠遊カード(イージーカード)の購入方法については、下記記事に詳しくまとめてありますので参考にしてみてください。
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飲食禁止
MRT(地下鉄)での飲食は禁止というのは広く知られていますが、バスも実は飲食が禁止されています。
ルールですので、控えるようにしましょう。
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「博愛座」は「優先席」の意味
「博愛座」と書かれたシートは、「優先席」という意味です。
台湾は、高齢者など席を必要とする方に席を譲る習慣が根付いています。
旅行中は、できれば相手の国の文化に寄り添った行動を心がけたいものですね。
乗車したらすぐにつり革につかまる
温厚で優しい台湾人ですが、運転中はなぜか別人へと豹変するため要注意です。
特に、台湾のバスは急加速や急停車が当たり前なので、乗車したらすぐにつり革や手すりにつかまるか、着席するようにしましょう。
「台北市・新北市」路線バスの乗り方
それではここからは、台北市と新北市の路線バスの乗り方について詳しく解説していきたいと思います。
まず、流れとしては下記のようになります。
流れ
- 路線番号と進行方向を確認
- 悠遊カード(イージーカード)を準備
- バスが来たら手を挙げて意思表示
- 悠遊カードをカードリーダーにタッチして乗車
- 乗車したらすぐにつり革につかまるか席に座る
- 目的地が次の駅になったら降車ボタン「下車鈴」を押す
- 悠遊カードをカードリーダーにタッチして降りる
順番に確認していきましょう。
①路線番号と進行方向を確認
バス停に着いたら、まずは路線番号と方向をチェックします。
上の写真の青で囲ったところが現在地で、その下にある矢印が進行方向になります。
もしも、矢印が目的地とは逆方向になっている場合はバス停が間違っていますので、正しいバス停へと移動しましょう。
また、電光掲示板には、あと何分で到着するか表示されるようになっています。
②悠遊カード(イージーカード)を準備
バスを待っている間に、悠遊カード(イージーカード)を準備しておくと◎。
悠遊カード(イージーカード)がない場合は、現金を準備。
上記でも書きましたが、両替機がないのできっちりの額を準備しておきます。
バスの運賃
1区間:15元
(2区間になると30元という風に、15元ずつ上がっていく)
運賃に関しては、グーグルマップを使って調べるのがオススメです。
(グーグルマップの使い方は後述)
また、悠遊カード(イージーカード)はチャージを忘れずにしておきましょう!
チャージの仕方については、下記記事を参照ください。
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≫ 悠遊カードのチャージ方法まとめ。コンビニで困らない言い方伝授!
③バスが来たら手を挙げて意思表示
バスが来たら、手を挙げて意思表示します。
手を挙げないとスルーされるので、必ずアクションを起こしましょう。
④悠遊カードをカードリーダーにタッチして乗車
悠遊カード(イージーカード)の場合、乗車は前・中・後のどの扉からでもOKです。
乗車時は、悠遊カードをカードリーダーにかざすのをくれぐれも忘れずに。
ココに注意
降りる人も同じようにタッチしているので、人が多いとかなり混み合います。
その場合は、バスの外で待たずにとりあえず乗車し、その後タッチするようにします。
外で待っていると、乗らないと判断されて扉を閉められてしまいますので、ご注意ください。
現金払いの場合は・・・
現金払いの場合は前の扉から乗り、運転手さんに行き先を告げてお金を渡しましょう。
⑤乗車したらすぐにつり革につかまるか席に座る(急発進に注意)
バスは日本のように安全運転ではないため、乗ったらすぐに着席するかつり革につかまるなどして自分で安全の確保を。
私は何度も転びそうになったことがあり、未だにバスに乗る際は緊張します。
⑥目的地が次の駅になったら降車ボタン「下車鈴」を押す
「下一站・・・目的地のバス停(次の駅は・・・目的地の駅名)」の表示・アナウンスがあったら、降車ボタン「下車鈴」を押します。
できれば、Googleマップを見ながら確認しておくと、確実です。
⑦悠遊カードをカードリーダーにタッチして降りる
降車時も、カードリーダーに悠遊カード(イージーカード)をかざしてバスを降ります。
タッチするタイミングですが、次が目的地のバス停になったら、早めにタッチしても問題ありません。
人が多い場合は降車時に混雑が予想されるため、早めにカードリーダーにかざしておくと降りる際スムーズです。
台湾人は早めに「ピッ」としていることが多いかも。
以上が、路線バスの乗り方でした。
乗車時と降車時にICカードをかざすだけなので、慣れれば簡単です。
台北旅行の際には、ぜひトライしてみてくださいね!
路線番号の確認はバスアプリよりGoogleマップが便利
ついでに、路線番号の確認方法についても触れておきます。
どのバスに乗るかを調べる中で一番使い易いのは、なんだかんだでGoogleマップだと思います。
理由としては、台北のバスアプリは色々ありますが、中国語のため使いこなせるようになるのに時間がかかるためです。
その点、Googleマップであれば、日頃から使い慣れていますし、必要な情報は全て得られるので十分です。
ちなみに下記は、永康街から龍山寺へのバスでの行き方を調べた検索結果。
- 現在地からバス停までの行き方
- 路線番号
- 所要時間
- 料金
上記が全てわかるので、バスアプリでなくても全く問題ありません。
バスに乗る際は、参考にしてみてくださいね。
ということで今回は、台北市・新北市の路線バスの乗り方についてでした。
ルートによっては、MRTよりも楽に目的地に到着できるのでオススメです。
ぜひぜひ、バスの乗り方をマスターして、台北旅行を存分に楽しんでくださいね。
参考になれば幸いです。
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