
今度台北旅行に行く予定なので、お土産に台湾のカラスミを買って帰りたい。
本当に美味しいからすみを買いたいけど、どこで購入するのがオススメ?
台湾旅行でお土産に買って帰りたいものと言えば、「からすみ」ですよね。
日本で買うより安価なのに、上質なものが手に入ります。
ただし、台湾にもいわゆる “偽物” が出回っており、素人が見分けるのは至難の業です。
また、観光客向けに売られているからすみは、品質は良くても割高な可能性も。
ということで今回は、上質なからすみが安く手に入るからすみ専売店「大振行」をご紹介したいと思います。
こちらのお店は、観光客には知られていない知る人ぞ知る老舗です。
からすみとは?
ボラなどの卵巣を塩漬けし、塩抜き後、天日干しで乾燥させたもの。
引用:Wikipedia
台湾ではからすみのことを「烏魚子(ウーユーズ)」と言います。
「烏魚子」は残念ながら偽物も少なからず出回っており、さらには偽物は巧妙に作られているため、本物と偽物を区別するのは素人にはほぼ不可能です。
ひどいものになると、豚の皮にボラの卵を詰めて色を染めたものまであるそうです。

素人には見分けがつかないなら、どうやって選べばいいの?
と思いますよね。
美味しいからすみをゲットする一番確実な方法は「からすみ専門店で購入すること」です。
できれば、古くからからすみだけを販売しているお店がオススメ。
こういったお店は、仕入れルートが確かで顧客からの信頼も厚く信用できます。
台湾でからすみを購入する際、参考にしてみてください。
迪化街にあるカラスミの老舗「大振行」
からすみ専売店の「大振行」は、台北の問屋街である迪化街(ディーホアジエ)にあります。
迪化街は、近年古い建物をリノベーションしたカフェや雑貨屋が増え、より観光地化した印象を受けます。
そんなおしゃれな街で、昔の面影のままひっそりと営業しているのが創業100年以上の老舗「大振行」です。
「大振行」は卸売専門店であるため、積極的には観光客向けの販売を行っていません。
そのため、少し入りにくい雰囲気を醸し出していますが、店主はとても温かい方で一般客にも安く販売してくださるのでご安心を。

安心してくださいね!
場所と営業時間
- 店名:大振行
- 住所:台北市延平北路2段36巷16號
- 営業時間:7:30〜20:00
- 定休日:不定休
※営業時間は目安です。
日によっては17時頃に店を閉めることもあるそうなので、早めに行くのが◎
※基本的には旧正月以外は営業しているとのこと
場所は、布市場で有名な「永樂市場」を一本路地に入った所にあります。
永樂市場へは、MRT「北門駅3番出口」を出て徒歩約10分ほど。
永樂市場から「大振行」への行き方
今回は、「永樂市場」からの詳しい行き方を解説していきたいと思います。
「永樂市場」正面手前の道を写真の矢印のように進みます。(南京西路側からだと、手前を右折)
続いて、突き当たりを左折。
そして、写真にある看板を目印にまっすぐ進みましょう。
看板の所まで来たら、アーケードの方へ入っていきます。(右折)
曲がるとお店の看板が見えてくるので、すぐにわかります。場所的には、観光客に有名なからすみのお店「永久號」の手前です。
からすみ店アピールは一応していますが、入りにくいですよね・・・。笑
でも、良質なからすみを買うため、ここは頑張って中へと入っていきましょう!
店内はこんな感じ。
欲しいサイズをいえば、冷凍庫から出してくれるシステムです。
「大振行」のからすみのサイズと値段
- 150g:500元(1800円)
- 225g:1000元(3600円)
- 300g:1500元(5400円)
※1元=3.6円で計算
(2019年12月現在の情報です。予めご了承ください)
「大振行」は、台南産のからすみを厳選して販売。
質の良いボラの卵を使い塩の量・塩漬けにする時間を最小限に留めているため、本来のまろやかな風味を味わえる一品です。
質の悪いものは、魚の臭みを消すために塩の量・漬ける時間を増やすため塩辛くなります。
また、からすみは台南の名産の一つ(高雄も有名)なので、他のお店で買うか迷ったらどこ産かを聞いて判断材料にするのも手ですね。
大振行で一番小さいサイズの150gは、こんな感じにカゴに入っていてすぐに取り出せるようになっています。
それ以外の大きいサイズは冷凍庫の中に。
こちらが、今回購入したからすみです。
一番左から、150g・225g・300g。形が整っていて綺麗な曲線を描いていますね。
225gと300gは見た目だけでは大差ないように感じますが、厚みが全く違います。
300gになってくると、日本だと中々お目にかかれない代物。かなり大きいです。
ちゃんと箱に入れてくれるので、お土産に渡す際も安心ですね。
お正月に日本の家族と一緒に食べるのが、今から楽しみです。
ちなみに、日本でからすみを買うと安いものでも150gで6000円以上するので、台湾で買う方がかなり安く手に入ります。
からすみの保存方法と賞味期限
保存方法
基本的にからすみは真空パックで販売されているので、食べるのがまだ先の場合は冷凍保存をオススメします。
そして食べる前日に冷蔵庫に移し、解凍して頂きます。
賞味期限
未開封の場合
- 常温保存:1週間
- 冷蔵庫で保存:2ヶ月
- 冷凍庫で保存:半年以上
からすみの賞味期限は、未開封の場合で上記になります。
冷凍保存の場合は半年以上もちますが、風味が損なわれていくため1年以内に食べるのがベストです。
最後に
ということで今回は、台北で買える美味しいからすみのお店「大振行」のご紹介でした。
高級なからすみはいくらでもありますが、高ければいいというものでもありません。
「自分の予算に見合った納得できる価格・品質・味であるかが大切」です。
その点「大振行」のからすみは、
- 卸売で十分な利益を上げているため、観光客向けの商売を積極的にはしていない
- 目利きのできる年配の台湾人から愛されているお店
- 創業100年以上の老舗
- からすみだけを販売している専門店
という理由で、私は信用して購入しています。
他のお店のを試しに買うことも稀にありますが、やっぱりここに落ち着きます。
何より、店主の人柄が可愛くてまた買いに来たくなるんですよね。
「台北でなるべく安く上質なからすみをゲットしたい!」
そんな方にオススメのお店です。
迪化街に来た際に、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
参考になれば幸いです。
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