1月・2月に台湾旅行で台北に行く予定だけど、どんな服装をしていけばいい?
年中通して暖かいイメージがあるので、コートはなくても大丈夫?
私は現在台湾の首都・台北に住んでいますが、台湾の冬は意外と寒いです。
この時期は台湾でも本格的な冬となり、さらに雨の日が多い時期であるために注意が必要です。
ということで今回は、首都・台北の1・2月の気候の特徴と、服装選びで気をつける点についてまとめてみました。
この記事でわかること
- 台湾・台北冬の気温と特徴
- 旅行中の服装で気をつけること
1月・2月の平均気温
下記は、2022年1月・2月のデータです。
2022年1月
平均気温(℃) | 最高気温(℃) | 最低気温(℃) | 雨量(mm) | 湿度(%) | |
台北 | 17.2 | 25.8 | 12.0 | 122.0 | 83 |
台中 | 17.9 | 27.6 | 10.0 | 30.0 | 78 |
台南 | 18.5 | 26.7 | 11.1 | 40.5 | 79 |
高雄 | 20.1 | 27.7 | 12.0 | 58.5 | 76 |
2022年2月
平均気温(℃) | 最高気温(℃) | 最低気温(℃) | 雨量(mm) | 湿度(%) | |
台北 | 16.4 | 27.8 | 10.3 | 252.0 | 86 |
台中 | 16.8 | 27.8 | 10.2 | 122.5 | 81 |
台南 | 17.4 | 28.3 | 10.2 | 51.0 | 84 |
高雄 | 18.0 | 29.0 | 10.8 | 33.5 | 84 |
参考:中央氣象局
北部と南部では気候帯が違う
台湾は、北部が亜熱帯、南部が熱帯となっています。
ですので、必然的に南部の方が暖かいです。
この記事は、首都台北(亜熱帯)の天気・服装について書いていますので、参考にされる際はその点だけご了承ください。
1月・2月の気候の特徴
平均気温は15℃〜18℃前後
1月・2月は台湾の本格的な冬となり、平均気温は15℃〜18℃前後。
台湾は年中常夏と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、冬は普通にコートを着ています。
この時期の服装は、基本的に日本の12月の服装と同じで問題ありません。
最低気温は10℃を下回ることもある
2022年は温暖で最低気温が10℃以上ありましたが、2018年・2017年は10℃を下回っています。
最低気温が10℃を下回ると、本当に寒いです。
最高気温は30℃近くになることも
台湾の冬はずっと寒いわけではなく、突如数日だけ夏日に逆戻りすることも。
基本は冬服ですが、暑い日も稀にあるので、服装は出発直前に決めるのがベストです。
台湾の冬は雨の日が多い
2022年は例年通り雨の日が多く、1月・2月は雨量が100mmを超えています。
<台北市> | 12月 | 1月 | 2月 |
雨量(mm) | 54.0 | 122.0 | 252.0 |
1ヶ月の降水日数も、2月は月の半数以上が雨でした。
<台北市> | 12月 | 1月 | 2月 |
降水日数 | 9日 | 13日 | 21日 |
台湾の冬は、一般的には雨がよく降るため、コートは防寒・防水タイプのものがあると重宝します。
寒い上に雨がふるので体が芯から冷えますし、加えて台湾は基本的に室内に暖房設備がないので、暖をとる場所がありません。
なるべく濡れないように心がけ、天気予報が雨の場合は、着替えの服を用意しておくなどして対策をしましょう。
知っておきたい知識
服装は直前の気温・天気で判断する
台湾の気温は東南アジアのように、安定していません。
平均気温だけを見ると、とても温暖で過ごしやすい気候に思えます。
ただし、平均気温というのはあくまで平均気温です。
30度を超える日と20度を下回る日があれば、平均気温は過ごしやすい気温となりますよね。
ここにあったか落とし穴。
また、台湾の気候は、基本的に日本の気候と連動しています。
そのため、日本が急に暑くなったり寒くなったりすれば、台湾も同じように変化します。
台湾に行く前に日本が急に寒くなれば、台湾も同じように寒くなっていると頭に入れておいてください。
冬は気温マイナス3℃〜5℃が体感気温だと思っておく
台湾の冬は「濕冷」
「今日の気温は20度だからそこそこ暖かいはず。」
ここにも落とし穴が・・・。
台湾の冬は中国語で「濕冷」と言い、日本の乾燥した寒さとは違い、実際の気温よりもかなり肌寒く感じます。
気温が20℃以下だと
天気の良い悪いでも変わってきますが、冬場は気温のマイナス3℃〜5℃が体感気温になるイメージです。
仮に、台湾の今の気温が20℃なら、体感気温は15℃〜17℃くらいだど思っておきましょう。
気温が25℃以上だと
ただし、25℃を超える場合は、逆に体感気温はプラス3℃〜5℃くらいのイメージになります。
写真はある日の台北。気温は28℃ですが、体感気温は32℃でした。
気温と体感気温に差が生まれるのは、湿度が関係しているためと考えられます。
夏場は蒸し暑く、冬は冷たい空気がひんやりと体にまとわりついているようななんとも言えない冷たさに。
体感気温をチェック
- 25℃以上・・・体感気温はプラス3℃〜5℃
- 21℃〜24℃・・・気温と体感気温に大差なし
- 20℃以下・・・体感気温マイナス3℃〜5℃
経験上では、上記のようになると感じています。(あくまで個人的な感想ですので、参考程度としてくださいね)
台湾の20度は、ユニクロのウルトラダウンを着るくらいの温度であり、思っている以上に寒いのでご注意ください。
日本のように室内で暖を取れない
日本は、冬になると電車・店内では暖房がガンガンと効いていて暑いくらいですよね。
でも台湾は、まさかのクーラーがかかっていることがあります。
特に市バスは、冬でもクーラーがついていて、長時間乗っていると体が芯から冷えるのでホッカイロは必須アイテム。
全てが夏仕様
夏が長いためか、家のエアコンは冷房のみの家庭が多いです。
私の家のエアコンも冷房のみで、暖房のスイッチがないのを疑問に感じ夫に確認した結果、この事実を知りました。
(知りたくなかった・・・)
台湾は、冬よりも長い夏を快適に過ごす仕様になっています。
そのため、日本のように、外が寒くても室内に入れば暖がとれるというシステムにはなっていないので、自分で防寒対策するように心がけましょう。
ホテルも暖房設備がないことがある
ホテルも例外ではなく、暖房器具がないことがあります。
暖房と書いていても、実は送風だったということも。
台湾は、室内では暖を取れないものだとあらかじめ理解しておくと、後々がっかりせずに済みます。
寒がりな方は、パジャマも厚手のものを持っていくなど、工夫をしてくださいね!
日本ほど清潔ではない
ローカルの食堂や夜市の店内は、あまりキレイではありません。
簡易なテーブルと椅子が置いてあるだけで、床にゴミが落ちていることも。
お気に入りの服装でくると絶対に後悔します。
動きやすくて、汚れてしまっても大丈夫な服装でくることをオススメします。
1月・2月の服装と靴
まずは、台湾旅行に行く時の天気・気温をチェックしましょう。
台湾のサイト: 中央氣象局
日本のサイト:日本気象協会
気温20℃以下の場合
基本的に日本の12月の服装でOKです。
上記にも書きましたが、日本の20℃と台湾の20℃は体感気温が異なるため、コートは必須です。
寒がりな方は、使い捨てカイロもあった方が安心。
(カイロは台湾で購入することも可能です)
天気の悪い日は風も強いので、防寒・防風・防水タイプのコートがあると重宝します。
- 冬用のコート
- インナー(長袖)
- ニットや厚手のカーディガン
- 動きやすいズボン・スカート
- スカートの場合は厚手のタイツ
- スニーカーやUGGのブーツなど
日中気温が20℃を上回る場合
日中は気温が上がったとしても、夜は一気に冷え込みます。
昨年は、日中Tシャツを着ていたのに急に気温が下がり、夜はコートを着ていたということがありました。
ですので、いずれにしてもコートは必須となります。
上記の服装を基本に、中の服のニットを薄手のものにしたり、脱ぎ着しやすいカーディガンにするなど工夫をするようにしてみてください。
靴
ヒールの靴は避けた方がいいです。
というのも、台湾は段差が多くヒールだと歩くのに疲れてしまうからです。
スニーカーか、もしくは普段履き慣れた歩きやすい靴を選ぶことをオススメします。
カバン
旅行中のかばん選びは色々と悩みますよね。
台湾は治安はいいですが、やはり観光地にいると狙われやすくなるため注意が必要です。
また、ローカルの食堂の椅子は背もたれのないタイプなので、その点も考慮した上でバッグを選ぶようにしましょう。
下記に、台湾旅行でオススメのカバンの種類と、盗難防止に役立つかばんの整理の仕方をまとめました。
≫ 台湾旅行の鞄はリュックorショルダーバッグ?収納方法にも工夫を!
その他準備
ポケットWi-Fi
台湾には無料で使える公共のフリーWi-Fiがありますが、接続が不安定なこともあるので注意が必要です。
旅行中にネットを不自由なく使いたい場合は、ポケットWi-Fiをレンタルしておけば安心です。
レンタル会社は色々ありますが、台湾旅行でオススメは、下記の二つ。
台湾の空港で受け取るなら
SakuraMobile海外Wifi
台湾現地空港で(桃園空港・台北松山空港)で受取・返却ができる!
4G(LTE)回線が無制限で使える
3日間で2,040円と格安
現地空港受取なら送料無料
台湾最大手「中華電信社」の回線でサクサク動く
詳細はこちら≫ 【SakuraMobile海外Wifi】
日本国内で受取るなら
台湾データ
往復宅配料無料(国内受け取り)
4G(LTE)回線が無制限で使える
3日間で2,370円と格安
本体代以外に不必要なお金がかからない
台湾最大手「中華電信社」の回線でサクサク動く
詳細はこちら≫台湾データ
尚、繁忙期は両者ともに予約ですぐにいっぱいになるため、必要な場合は早めに予約しておきましょう。
≫ 台湾旅行でwifiが必要なワケと4G無制限の「格安レンタルwifiまとめ」
海外旅行保険に入る
短期旅行だと海外旅行保険に入らなくてもいいかと安易に考えている方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。
ただし何かあったとき、言葉の通じない国で病院を自力で探して行くというのは実際問題かなり大変です。
私は台湾旅行の際に胃腸炎になり点滴を打った経験があるため、万が一に備えて保険には入ることをオススメします。
保険は色々ありますが、おすすめは三井住友海上の『ネットde保険@とらべる』
安く、さらにはネットで申し込みが完結するのでとても便利です。
ただやはり、たかが3・4泊の旅行のために保険代を払うのは勿体無いとも思いますよね。
その場合は、クレジットカードの付帯保険を上手く利用しましょう。
どんなクレジットカードがいい?
クレジットカードに海外旅行保険が付帯していればどれでもいいというわけではなく、下記の条件を満たしているのもがベストです。
- 自動付帯(カードを持っていくだけでOK)
- 治療費用の補償額が高い
- キャッシュレス診療OK
キャッシュレス診療とは、現地で診療費を払う必要がない診療のことです。
はじめにサポートデスクへ連絡する必要はありますが、通常、旅行中は必要な現金しか持っていないのでとても助かります。
ご自身が現在持っているカードの中に上記条件を満たしているものがあれば、上手く活用してみましょう。
もしも、条件を満たすカードを持っていない場合にオススメなのが、【エポスカード】
エポスカード
年会費無料
自動付帯
キャッシュレス診療
治療費用の補償額:ケガ(障害)200万・病気(疾病)270万と高額
※一般的に台湾旅行で十分な保険金額と言える目安は「治療費用300万」と言われているので、クレジットカードの付帯でこの補償額というのは申し分のない内容です
詳細はこちら ≫エポスカード
年に一回でも海外旅行に行く方は、持っておいて損のないカードです。
最後に
台湾は常夏のイメージがあるためか、冬でも暖かいと思われていますが意外にも寒いです。
1月・2月にコートなしで旅行に来てしまうと、必ず後悔することになるのでお気を付けください。
また、3月からは少しずつ暖かくなり始めるので、台湾の冬は実質2ヶ月だけということになりますね。
夏が長い台湾は、この2ヶ月間を暖房器具なしに乗り切ります。
そのため、家でもコートを着ていて、さらに寝袋をブランケットがわりに使っています。笑
日本よりは暖かいですが、それでも、室内で暖をとれる日本とは大きく違います。
旅行中に風邪などひかれませんようにくれぐれもご注意ください。
関連記事
≫ 2泊3日台湾旅行の準備・持ち物まとめ。必要・不必要な物とは?
≫ 台湾旅行の鞄はリュックorショルダーバッグ?収納方法にも工夫を!
≫ 台湾の空港に到着して受け取る「X線検査不要の識別カード」とは?
≫ 台湾リピーターがお土産に必ず買う「ピーナッツのお菓子ベスト5」