
6月に台湾旅行で首都・台北に行く予定だけど、どんな服装で行けばいい?
気をつける点などあれば合わせて知りたいな。
5月はまだ肌寒く感じる日があったりもしましたが、6月からは本格的な夏が始まります。
台湾の夏は日本の夏よりも湿度が高く、またスコールによく見舞われるのが特徴です。
基本的には夏服でOKですが、日本とは違う点があるため注意すべきことがいくつかあります。
ということでこの記事では、首都・台北6月の気候の特徴と、台北に住んでみてわかった服装選びで気をつける点についてまとめました。
参考になれば幸いです。
この記事でわかること
- 台湾・台北6月の気候の特徴
- 旅行中の服装で気をつけること
目次
平均気温
2021年6月
平均気温(℃) | 最高気温(℃) | 最低気温(℃) | 雨量(mm) | 平均湿度(%) | |
台北 | 29.3 | 37.0 | 21.8 | 316.5 | 74 |
台中 | 27.8 | 35.0 | 23.2 | 645.5 | 81 |
台南 | 28.3 | 33.6 | 24.1 | 793.0 | 82 |
高雄 | 28.2 | 33.8 | 24.1 | 911.0 | 84 |
2022年6月
平均気温(℃) | 最高気温(℃) | 最低気温(℃) | 雨量(mm) | 平均湿度(%) | |
台北 | 28.1 | 35.8 | 20.2 | 234.5 | 77 |
台中 | 28.0 | 34.6 | 22.6 | 250.0 | 77 |
台南 | 29.2 | 33.8 | 23.9 | 154.0 | 75 |
高雄 | 28.6 | 34.8 | 23.7 | 155.0 | 81 |
参考:中央氣象局
北部と南部では気候帯が違う
台湾は、北部が亜熱帯、南部が熱帯となっています。
ですので、必然的に南部の方が暖かいです。
この記事は、首都台北(亜熱帯)の天気・服装について書いていますので、参考にされる際はその点だけご了承ください。
6月の気候の特徴
本格的な夏の始まり
5月はまだ肌寒く感じる日があったのが、6月からは毎日うだるような暑さになり、いよいよ夏本番です。
また、6月に入ってやっと長袖を着る日がなくなるため、台湾人はこの時期に本格的な衣替えをします。
基本夏服でOK!
最高気温は35℃超え(体感気温は約40℃)
最高気温が35℃を超える日が増え、とにかく暑いです。
6月になると、暑いしか言えなくなります・・・
蒸し暑くジメジメしている
「悶熱」(mēn rè・メンラー)
「炎熱」(yán rè・イエンラー)
夏の気候や服装を中国語で検索していてよく見かけるのがこの文字。
「悶熱」は蒸し暑くてジメジメしているという意味で、「炎熱」は猛暑という意味です。
台湾は湿度が高く、日本のようなカラッとした暑さではなくジメジメとまとわりつくような暑さが特徴的です。
6月中旬まで梅雨シーズン
台北6月 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 |
雨量(mm) | 419.5 | 117.9 | 316.5 | 234.5 |
降水日数(日) | 16日 | 8日 | 10日 | 15日 |
台湾の梅雨シーズンは、5月中旬〜6月中旬まで。
また、本格的な台風シーズンは7月からですが、過去の統計を見ると6月頃から台風初上陸の回数が増えるため注意が必要です。
スコールに注意!
朝は晴天だったのに、昼を過ぎた頃から雲行きが怪しくなり始め、14時〜16時あたりにかけて土砂降りの雨になる・・・
夏によくみられる光景です。
朝晴れているから大丈夫だと思わず、必ず雨具の準備をして出かけるようにしましょう。
道路の冠水にも注意!
豪雨の台湾で一番注意しなくてはならないのが「道路の冠水」です。
台湾はインフラ設備が整っていない部分が多少なりともあり、大雨になると排水が追いつかずに行き場をなくした雨水が道路に溢れてきます・・・
7月からの台風シーズンで度々ありますが、6月も油断はできません。
雨の予報の場合は、足元は濡れてもOKなサンダルやレインシューズが◎
服装選びで気をつける点
室内は冷房がガンガンに効いている
外は暑いのですが、室内に入るとこれでもかというくらいに冷房が効いています。
そのため、汗をかいたまま室内に入ると一気に体が冷えるので、汗は小まめにタオルで拭き取るようにしましょう。
雨に濡れて室内に入った時も同じてとても寒く感じるため、夏の台湾ではタオルは大きめがあると重宝します。
MRT(地下鉄)やバスは特に寒い
移動手段であるMRT(地下鉄)やバスは、特にクーラーの効きがいいです。
桃園空港から台北市内へ移動する際のMRT空港線は、約40分ずっと乗ったままになるため体が芯から冷えます。
寒がりな方は、羽織りものを準備しておく・首を冷やさないようにストールを準備するなど、冷房対策をしっかりとしておきましょう。
旅行初日に風邪をひく事がないように、くれぐれもお気をつけください。
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夏は気温プラス3℃〜プラス5℃が体感気温だと思っておく
湿度の高い台湾は、気温が25℃を超える場合、体感気温はプラス3℃〜5℃くらいになります。
現在28℃ですが、体感気温は32℃です。
湿度が高いと体力を奪われるので、無理をすることがないようにくれぐれもお気をつけください。
また、ローカル食堂では日本のように水の提供がないので、観光中はペットボトルを常に持参するようにしましょう。
日焼け対策も忘れずに
夏本番の6月〜9月。日差しはとても強いです。
また、台湾は湿度が高い分、日本のカラッとした感じではなく体がべとつきます。
そのため、日本にいる時よりも小まめに日焼け止めを塗りな直すように心がけましょう。
日本ほど清潔ではない
ローカルの食堂や夜市の店内は、あまりキレイではありません。
簡易なテーブルと椅子が置いてあるだけで、床にゴミが落ちていることも。
お気に入りの服装でくると絶対に後悔します。
動きやすくて、汚れてしまっても大丈夫な服装でくることをオススメします。
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黒い物体のGが・・・
夏にできれば遭遇したくないもの、それは黒いG。
台湾は屋台などが多いため、Gを見かける頻度が日本よりもはるかに多くなります。
仕方のないことなので、あらかじめ心積もりをしておきましょう。
夏の服装と靴
まずは、台湾旅行に行く時の天気・気温をチェックしましょう。
台湾のサイト: 中央氣象局
日本のサイト:日本気象協会
気温25℃以上の場合
基本的に、日本の夏服と同じで問題ないです。
ただし、室内はクーラーが効いていて寒いので、羽織物を持参するようにしましょう。
寒がりな方はプラスでストールなどを持参し冷房対策を。
- カーディガンなど羽織物(室内用)
- 半袖Tシャツなど
- 動きやすいパンツ・スカート
- サンダルなど(濡れても乾きやすい靴)
ズボン選びで気をつけること
ワイドパンツはおすすめしません!
今流行りのワイドパンツ・ガウチョパンツ・バギーパンツなどは、台湾旅行ではあまりオススメしません。
というのも、台湾の道路はそこまで綺麗ではなく、またトイレの床も日本のように清潔でないことが多いからです。
ワイドパンツを履いていた場合、トイレでズボンを脱ぐと確実に裾が床についてしまうんですよね。
注意しながら用を足していても、ウッカリ手を離してしまって濡れてしまった時のショックといったら・・・
それ以来、ワイドパンツを履くのをやめました。
おしゃれを取るか実用性を取るか悩ましい所ではありますが、個人的は台湾旅行でワイドパンツは不向きだと思います。
雨の日は短パンや膝丈スカートが◎
雨の日が多くなる6月は、万が一道路の冠水に遭遇しても大丈夫なように短パンや膝丈のスカートがおすすめです。
また、足元はできればサンダルがGOOD!
長ズボン&靴がびしょ濡れだとそのあとの観光もテンションが下がります。
さらに、上記にも書きましたが、台湾の室内はクーラーが効いていて寒いので、濡れたまま室内に入ると体が一気に冷えます。
雨の日はできるだけ濡れる面積を減らすように心がけた服装がベストです。
日本で短パンはちょっと気が引けますが、台湾だとご年配の方も素足に短パンを履いていて、誰も何も思わないので平気です。
人目を気にしなくていいのが台湾なので、思いっきり開放的になってください〜!
靴
ヒールの靴は避けた方がいいです。
なぜかというと、台湾は段差が多くヒールだと歩くのに疲れてしまうからです。
晴れの場合はスニーカーか、もしくは普段履き慣れた歩きやすい靴を選ぶことをオススメします。
また、雨の日にスニーカーはオススメしません。
びしょ濡れになってしまうとなかなか乾かず、次の日も半乾きの靴をはく羽目になります・・・
夏はサンダルなど、濡れてもすぐに乾く靴がおすすめです。
カバン
旅行中のかばん選びは色々と悩みますよね。
台湾は治安はいいですが、やはり観光地にいると狙われやすくなるため注意が必要です。
また、ローカルの食堂の椅子は背もたれのないタイプなので、その点も考慮した上でバッグを選ぶようにしましょう。
下記に、台湾旅行でオススメのカバンの種類と、盗難防止に役立つかばんの整理の仕方をまとめました。
≫ 台湾旅行の鞄はリュックorショルダーバッグ?収納方法にも工夫を!
その他準備
ポケットWi-Fi
台湾には無料で使える公共のフリーWi-Fiがありますが、接続が不安定なこともあるので注意が必要です。
旅行中にネットを不自由なく使いたい場合は、ポケットWi-Fiをレンタルしておけば安心です。
レンタル会社は色々ありますが、台湾旅行でオススメは、下記の二つ。
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尚、繁忙期は両者ともに予約ですぐにいっぱいになるため、必要な場合は早めに予約しておきましょう。
海外旅行保険に入る
短期旅行だと海外旅行保険に入らなくてもいいかと安易に考えている方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。
ただし何かあったとき、言葉の通じない国で病院を自力で探して行くというのは実際問題かなり大変です。
私は台湾旅行の際に胃腸炎になり点滴を打った経験があるため、万が一に備えて保険には入ることをオススメします。
保険は色々ありますが、おすすめは三井住友海上の『ネットde保険@とらべる』
安く、さらにはネットで申し込みが完結するのでとても便利です。
ただやはり、たかが3・4泊の旅行のために保険代を払うのは勿体無いとも思いますよね。
その場合は、クレジットカードの付帯保険を上手く利用しましょう。
どんなクレジットカードがいい?
クレジットカードに海外旅行保険が付帯していればどれでもいいというわけではなく、下記の条件を満たしているのもがベストです。
- 自動付帯(カードを持っていくだけでOK)
- 治療費用の補償額が高い
- キャッシュレス診療OK
キャッシュレス診療とは、現地で診療費を払う必要がない診療のことです。
はじめにサポートデスクへ連絡する必要はありますが、通常、旅行中は必要な現金しか持っていないのでとても助かります。
ご自身が現在持っているカードの中に上記条件を満たしているものがあれば、上手く活用してみましょう。
もしも、条件を満たすカードを持っていない場合にオススメなのが、【エポスカード】
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治療費用の補償額:ケガ(障害)200万・病気(疾病)270万と高額
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年に一回でも海外旅行に行く方は、持っておいて損のないカードです。
最後に
日本の夏も暑いですが、台湾の夏もかなり暑いです。
何より、モワッと体に纏わりつくあのジメジメした感じに体力を奪われます。
異国の地で熱中症などにかかると大変なので、日陰で休めるときは休憩するなど、無理のないように観光をしてくださいね!
暑いのは嫌ですが、6月はマンゴーシーズン真っ只中!!!
他にも、パイナップルなどの美味しいフルーツが食べごろです。
フルーツ天国の台湾で、ぜひぜひ美味しいフルーツを味わってくださいね。
台湾旅行の参考になれば幸いです。
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