
初めての海外旅行で台湾に行こうか悩んでいるけれど、治安ってどうなんだろう?
また、行き先を台湾に決めた場合、スリに遭わないために気をつける事があれば知りたい。
台湾は比較的治安のいい国です。
ただ、治安がいいからといって、安心というわけではありません。
海外旅行に行く以上、気をつけるべき点はたくさんあります。
今回は、台湾旅行で自分の身を守るために大切なことについてお話ししたいと思います。
この記事でわかること
- 台湾の治安
- 危険な目に遭わないための対策
台湾は治安がいい方である
世界中の都市の生活情報を記録する世界最大のデータベースである「NUMBEO」や、イギリスのエコノミスト社の世界平和度指数(台北駐日経済文化代表処のHPより)によると、台湾は治安がいい部類に入ります。
下記は、「NUMBEO」のデータを抜粋したもの。夜一人で出歩いて安全かどうかを表したもので、スコアはとてもいいです。
ただし、だからと言ってフラフラと出歩くのは良くありません。あくまで数値だと思っておきましょう。
引用:「NUMBEO」
実際に住んでみて
私は今台湾に住んでいますが、今まで一度もスリやひったくり、危険な目に遭ったことはありません。
夜道を一人で歩いたこともありますが、夜大阪の街を歩いているのと大して変わらないなというのが率直な感想。
けれども、安全だから大丈夫だとは全く思っていません。
夜道を歩く際はなるべく明るいところ・人通りの多い道を歩いたりと、危険な目に遭わないための対策はしています。
治安のいい国にいるから安心だとは思わず、日頃からリスク管理をすることが大切です。
旅行が決定したら外務省のホームページをチェックする
海外旅行を計画しているなら、まずは外務省のホームページを確認するようにしてみてください。
なぜかというと、一番信用できるからであり、注意すべき点はここに全て載っています。
世界的に見ても安全な国「台湾」ですが、いくら数値が安全だと言っていても、スリや詐欺に遭わない訳ではありません。
残念なことに、観光客の中でも日本人は特に狙われやすいです。
例えば下記は、日本人が狙われた例です。観光スポットでは、充分に注意する必要があります。
3)邦人の犯罪被害事例
複数の邦人旅行客が,台北市内の龍山寺や台北101などの観光スポットにおいて,スリグループによって現金,クレジットカード及びパスポート等在中の財布をすられた上,同クレジットカード及びパスポートをデパートで悪用され不正に商品を購入される被害が発生しました。
また,在留の邦人女性が,台北市内にある子供用品店でクレジットカードを使って買い物をしたところ,後日,当該子供用品の店員を名乗る者から電話があり,クレジットカードでの支払いに不備があったため,ATMを操作して手続を行うよう言葉巧みに騙され,他の銀行口座に現金を振り込んでしまう被害が発生しました。引用:外務省のホームページ
狙われないための対策で大事なこと
狙われないために大切なことは、「日本人らしさは、いざという時には捨ててしまうこと」です。
服装であったり、控えめな物の言い方であったり。
日本だとそれが当たり前でも、海外では裏目にでることがあります。
日本人っぽく着飾っていることが一番危険だと思う
防犯対策
・外出するときは,目立たない服装を心がける。
引用:外務省のホームページ
上記は、外務省の防犯対策の欄に書かれていることです。
日本人は、見れば日本人だとわかります。
日本では普通の身だしなみでも、台湾では「ここに日本人いますよ〜」と全身でアピールしてしまっている可能性も。
言葉を聞かなくても、服装や化粧の仕方ですぐにわかってしまうんですよね。
ちなみに、台湾人の服装には下記のような特徴があります。
①スッピン・Tシャツ・短パン(ジーパン)・スニーカー・リュック
カジュアルな服装の台湾女子は、Tシャツに短パンにリュックです。
そしてスッピン。(だからお肌キレイなのですね。納得)
②大人キレイめ
韓国のファッションが流行っていて、カッコいい服装に真っ赤なリップという出で立ちの女子もよく見かけます。
日本でよくある清楚なキレイめではなく、少し奇抜なキレイめファッションです。
③可愛い系はいない
日本だと、可愛い系の服装も人気ですが、台湾ではあまり見かけません。
どんな格好をして行けばいい?
- いかにも品があるようなキレイ目な服装は避ける
- 可愛い系の服装は避ける
- 台湾女子に化けるなら、カジュアルにジーパンにTシャツで
- いつものメイクより、少し控えめのメークにする
旅行中おしゃれをしたいと思いますが、なるべくカジュアルな服装にした方が無難です。
また、夜市や人ごみ・ローカル食堂に行く場合は、汚れてしまってもいい服装でいくようにしましょう。
意思表示をはっきりとする
直接的にはっきり断ることは、日本では失礼ですよね。
でも、海外では意思表示をしっかりとすることが大切です。
いらないものははっきり「いらない」と断ること。
日本人は嫌なことをはっきりと言えないとバレているため、こちらが折れるまでしつこく勧誘されます。
ただし、意思表示はしても、口論になるようなことは避けるようにしましょう。
特に、タクシーなど密室でトラブルになりそうな際に口論に発展してしまうと危険です。
意思表示はしつつも感情的にはならないことがポイントです。
また、台湾人は日本語を勉強している人が多いです。
思わず汚い日本語を使ってしまった場合、相手が理解してしまっている可能性があります。
海外にいるから日本語で暴言を吐いても大丈夫という風には考えないようにしてください。
気をつけること
タクシーには一人で乗らない
外務省のページに「タクシー乗車時の対策」という項目があるくらい、タクシー利用時は注意する必要があります。
深夜の一人での利用は、男性でも女性でも危険です。
なるべく公共の乗り物を利用するように心がけましょう。
夜一人で出歩かない(ホテルは駅近を)
日本でも気をつけるべきことは、台湾では絶対に気をつけなければいけません。
夜市などは遅くまで開いているため、ついつい帰りが遅くなってしまうこともありますよね。
そうなっても安心なように、ホテルは駅近のホテルを選ぶこと。大通りに面していて、徒歩3分以内が理想です。
カバンはショルダーバッグをおすすめ
旅行はリュックでという意見もありますが、個人的にはファスナーかふた付きのショルダーバッグをオススメします。
台湾人はリュック率が高いのでリュックでいいかと思ってしまいますが、ここで忘れてはいけないのは、日本人は狙われやすいということ。
明らかに日本人だとわかる格好で無防備にリュックでいると、かなり危険です。
カバンの中の収納方法にも一工夫を
あとは、バッグの中の収納も工夫しておくと尚良しです。
私は細かくポーチに分けて収納しています。
ポイントは、一つのポーチにまとめて入れるのではなく、小さいポーチを3・4個用意し分けて入れること。
そうすると、カバンを開けた時に、どこに何があるのか本人以外は一瞬では判断できないのです。
海外でスリに遭いそうになった際に役に立ったので、オススメの方法です。
バッグこと盗まれたらどうしようもないですが、このくらいの対策はしておくといいかなと思います。
≫ 台湾旅行の鞄はリュックorショルダーバッグ?収納方法にも工夫を!
お金はその日使う分だけ
観光中に被害に遭う確率が高いため、必要ないものはとにかく持ち歩かないことです。
現金はその日使う分だけ。心配な場合は、別の袋に予備のお金を入れておくこと。
また、クレジットカードも、絶対使わない場合は持っていかないことです。
例えば、夜市やローカルのお店では、クレジットカードでは支払いができません。
夜市はスリに遭いやすいので、持っていかない方がいいです。
最後に
せっかくの楽しい旅行で嫌な思いをしないためにも、リスクマネジメントはしっかりとしておきたいですね。
言葉のわからない国でトラブルに遭遇すると、本当に大変です。
特に、観光地にいる時が一番危険だということを、くれぐれも忘れないようにしてください。
また、台湾は、地下鉄での飲食禁止など日本とは違うルールが存在します。
知らなかったでは済まされない事もあるので、旅行に行く際には前もって確認をしておきましょう。
≫ 2019年台湾のトイレ事情。紙が流せるかは注意書きを見て判断する!
台湾旅行が楽しい旅になりますように。