蒸す・煮る・炊くが簡単にでき、使えば使うほどに虜になってしまう「電鍋」。
毎日使っている必須アイテムですが、慣れてきた頃に欲が出てきてふとこう思いました。
「一度にまとめて調理したい!」と。
そこで台湾人の義母に聞いてみることに。
すると、「えっ?知らなかったの?」と逆にびっくりされて教えてくれたのが “重ねワザ” です。
これを知っていると、電鍋料理がぐっと楽になりますよ。
ということで、この記事では台湾人なら誰でも知っている “重ねワザ” をご紹介したいと思います。
ちなみに、電鍋の基本の使い方については下記↓の記事にまとめてあります。
基本の使い方を知りたいという場合は、こちらの記事がオススメです。
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重ね方
重ねワザは、主に「蒸す料理」で使います。
茶碗蒸しを作る時や昨日の残りを温めたい時などに、この方法を知っておくと便利です。
①長方形のお皿を重ねる
道具を使わずに重ねたいなら、長方形のお皿を準備しましょう。
下記は長い辺が24センチのお皿です。
このサイズだと、電鍋の11人用サイズにぴったり収まるのでオススメです。
重ねるとこんな感じになります。
②小鉢などを利用する
写真は、小さめのお茶碗を使っています。
下に小鉢を2・3個置いて、その上に大皿を乗せるといっぺんにたくさん蒸すことができます。
茶碗蒸しを作る時など、とても重宝する重ねワザです。
③丸いお皿はお箸を使って重ねる
丸いお皿を置きたい場合は、お箸を使って重ねるようにします。
写真は普通のお箸を使っていますが、割り箸でOK。
(台湾の割り箸は丸くて安定しないので、百均で買ってきたお箸を使っています。)
お箸を置いた上に、更にお皿を重ねましょう。
基本の重ね方は上の3パターンです。
あとは使いながら、好みの重ね方を見つけてみてくださいね。
義母は、お皿で蓋をして更にお皿を重ねるという方法も教えてくれましたが、我が家には蓋にできるお皿がなく断念・・・。
できる方は是非挑戦してみてください。
ポイント
下記は、「重ねワザ」をする時の注意点です。
何度も失敗して学んだ私の経験談、お役に立てれば幸いです。
調理時間が同じでないものは一緒に蒸さない
蒸し野菜は調理時間に注意。
出来たら放置せずに、すぐに取り出すこと!
そのまま放置しておいても大丈夫なものはさほど気にする必要はありませんが、蒸し野菜と他の調理を同時にする際は要注意です。
例えば、ブロッコリーやオクラなどは、10分以上蒸すとクタクタになってしまいます。
茹ですぎと同じ状態ですね。
そのため、なるべく調理時間が同じものを一緒に蒸すように心がけましょう。
放置がOKな電鍋でも、蒸し野菜はすぐに取り出さないと失敗しますのでご注意を。
匂いがキツイものは別で
匂いがキツイものは分けるのがベター
台湾の料理って、香辛料や漢方食材をふんだんに使うため、匂いが結構キツイんです。
わかっていたはずなのに、別々に蒸すのが面倒で、滷肉と薄味の茹で野菜を一緒に電鍋で蒸してしまった時のやってしまった感。
気にならない方はそれでいいんですけど、八角とか苦手な方からすると茹で野菜まで食べられなくなるので最悪ですよね・・・。
匂いがキツイものは、多少なりともうつってしまうので、重ねワザの際には注意してください。
知っておきたい
丸皿の時の注意点
下に丸皿を置く場合、ギリギリのサイズは選ばないようにしましょう。
なぜなら、電鍋は高温になるので、写真のようにギリギリに入っていると取り出す時に手が電鍋に触れて危険だからです。
どうしても大きめの丸皿を使いたい場合は、重ねワザ③のように、下に別のお皿をおいて上に乗せるようにすると安全です。
高さはある程度は大丈夫
重ねワザで気になるのが「高さ」ではないでしょうか。
でも、意外と高さは大丈夫なのでご安心を。
写真ぐらいのはみ出し具合なら、外鍋のフタに高さがあるのですっぽりとカバーされます。
フタをするとこんな感じです。大丈夫でしたね!
以上が、電鍋の重ねワザの方法でした。
重ねワザは、主に「蒸し料理」にその威力を発揮します。
電子レンジで温める代わりに電鍋を使ってみたりと、少しずつ慣れてみてくださいね。
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