体温を上げるにはどうしたらいい?
具体的に役に立った方法を知りたいな。
私は日本で生活をしていた頃は、体温が平均して35.5℃ほどしかありませんでした。
それが、台湾で生活をし始めて1年ほど経った頃には、平均して36.3〜36.5℃に上昇。
私の場合は意識的に改善したというよりは、台湾人の義家族の生活スタイルに合わせていたら勝手に上がっていたと言った方が正しいかもしれません。
ただ、難しいことは何もしていないため、日本にいても実践できる内容だと思います。
という事で今回は、どうやって低体温を改善したのかをまとめてみました。
参考になれば幸いです。
補足
※これはあくまで私の経験ですので、合わない方もいらっしゃるかもしれません。参考程度として頂けたら幸いです。
実践した事6つ
台湾に嫁いで来た当初は義家族と同居だったため、必然的に彼らの生活スタイルに合わせる形で新生活がスタートしました。
台湾人義家族の生活は、とにかく健康的。
医食同源の考えをもとに生活しており、食べる物・食べ方が私の以前の食生活とは全く異なっていたのです。
彼らと生活をするようになってからというもの、日に日に体調が良くなっていきました。
下記は、台湾に来てから実践した事です。
ちょっとの意識で、体を冷えから守ることができるのでオススメです。
①常温の水を飲む
飲むのは「常温の水」です。
冷たい水やお茶などは滅多に飲みません。
日本にいた時は、年中冷蔵庫に冷えたお茶が入っていて、常にキンキンに冷えた飲み物ばかりを飲んでいました。
でも、台湾人の家族たちは、対照的に夏でも常温のお水もしくは温かいお湯を飲んでいたのです。
私が冷たいお茶を飲もうとすると、「体が冷えるからダメ!」と怒られ、さらには「水分補給は水!」と口を酸っぱくして言われる始末。
最初のうちは、暑い夏に常温の水を飲むことに耐えられなかったのですが、続けているうちに胃が疲れなくなっていることに気づき始めたのです。
他にも、砂糖をほとんど摂取しなくなったのもあると思いますが、とにかく体が軽いんですよね。
慣れると、むしろ冷たい水を飲むのが辛く感じるようになったので、これはいい変化だったと感じています。
②温野菜を食べる
続いては、常に温野菜を食べることです。
サラダなど、生の野菜は食べません。
レストランに行って出て来たら食べますが、家では生の野菜が出てくることは滅多にありません。
トマトも、台湾のトマトは基本的に調理する用のトマトなので、スープに入れたり卵と炒めて食べたりします。
(ちなみに、プチトマトはフルーツなので、デザートとして頂きます)
野菜は生で食べた方が栄養が多いと先入観を持っていたので、最初は抵抗がありました。
でも、のちに前田浩先生の著書最強の野菜スープ 活用レシピ (抗がん剤の世界的権威が伝授!)の本を読んで、生野菜の方が栄養を上手く摂取するのが難しいことを学びました。
義母は料理が上手く、また化学調味料になるべく頼らないように料理を作るのですが、これが本当に美味しいんです。
キャベツに塩で味付けしただけで、あんなに美味しい料理が作れるなんて本当にスゴイ!
どうやら、調理する際の温度などを上手く味方につけて最大限に旨味を引き出している様子。
これも、素晴らしい料理研究家の有本葉子先生の本レシピを見ないで作れるようになりましょう。にヒントが書いてあり、料理は奥が深いなと改めて感じたのでした。
③果物は常温に戻してから食べる
台湾はフルーツ天国で、南国の美味しいフルーツが安く手に入るため、食後には必ず食べます。
ただし、冷蔵庫で冷やしていたものをすぐに食べるのではなく、少し置いてから食べるのがポイント。
野菜もそうですが、体を冷やさないためには、冷えたものを摂取しないことが何より大切です。
つめたく冷えたフルーツは美味しいですが、体を冷やさないために少しだけ待つようにしましょう。
④にんにく・生姜を毎日食べる
台湾人は、びっくりするくらい、にんにく・生姜をよく食べます。
日本にいた時は、臭いが気になることもあり、にんにくに関してはほとんど食べることがありませんでした。
けれども義母は、野菜炒めを作る際には必ずにんにくを入れています。
にんにく・生姜共に体を温める効果が期待できることから、適量を毎日摂取するのは体に良いとのこと。
冬場は手先や足先など末端が冷えて辛かったのですが、知らず知らずのうちに改善されていたのは一番嬉しかったことです。
⑤漢方食材を取り入れた食事をとる
日本だと棗(ナツメ)や枸杞などを料理に入れる事は、滅多にありません。
でも、台湾の料理にはこういった生薬が入ってることが多々あります。
中医学が身近な台湾ならではだな〜と常々感じる出来事です。
詳しく聞いてみると、体が弱っている時や寒い季節など、体調や季節に合わせて生薬の組み合わせを変えているのだそう。
すぐに効果が出るわけではないですが、ジワジワと効いているのがわかります。
また、義母はよく「棗・枸杞・龍眼・甘草・黄耆」を煮詰めたドリンクも作ってくれます。
体温が上がり体質が改善されたからか、台湾生活2年目からはほとんど風邪を引かなくなりました。
⑥中医学で体質改善
体調は徐々に良くなっていったのですが、台湾の湿度の高さのせいで頭痛が悪化。
日本にいた時からひどい頭痛が頻繁にあり、その度に痛み止めを飲んでいたため、ついには頭痛薬を飲むせいで頭痛がひどくなってしまっていました。
これではダメだと、中医(漢方)の先生に診てもらうことに。
ちなみに台湾は、中医(漢方)は保険適用でとっても安いんです。
診察料が150元(510円/1元=3.4円)で、一週間分の薬代が40元(136円/1元=3.4円)!安っ!!
薬を飲み始めて3ヶ月目当たりから頭痛が徐々に緩和され、今も継続して通っていますが、今では月に一度痛くなるかくらいにまで改善されました。
体温が下がると血流が悪くなり肩こりや頭痛がひどくなるため、これも体質改善で体温が上がったおかげだと思っています。
最後に
以上が、体温を上げるために私が実践したことです。
日本では、漢方で体質改善というのはなかなか難しいかもしれません。
けれども、
- 冷たい飲み物を飲まない
- 温野菜を食べる
- 果物は常温に戻して食べる
- にんにく・生姜を食生活に取り入れる
上記の事は、すぐに実践できる内容だと思います。
少し意識するだけで体質は改善できると身を以て体験したので、この経験が以前の私と同じように悩んでいる方のお役に立てれば嬉しく思います。
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