ひとりごと

台湾のごはんは不味いというよりはワイルドだと感じた話

当サイトは一部記事にPRが含まれます

「台湾のごはんを美味しい!と思う人とマズイ!と思う人がいる。」

 

そう聞いて、台湾に嫁いできたばかりの頃のことを思い出しました。

 

私の台湾ごはんのイメージはというと、もっぱら台湾人の義母が作る料理です。

 

家庭料理のはずが、

そんなもの入ってるの?!それどこで売ってるのーー!?

と絶叫したくなる代物の登場にドン引きしたこと数知れず。

 

でも。

だから「マズイのか」と聞かれると、これがそうでもないんですよね〜。笑

無理ーと言いながら食べてみると、期待を裏切る美味しさに舌鼓を打つことも。

 

味・見た目ともにバランスのとれた和食と比べると、台湾の料理は極端でワイルドな料理と言えるのではないか。

 

ということで今回は、台湾で生活し始めて「すごい!ワイルドだ・・・」と感じた台湾飯をご紹介したいと思います。

 

※個人の感想をひたすら述べてるだけなので、なんの参考にもなりません。

ご理解の上ご一読ください。

 

おかずは上に乗せる

ローカルのお店で「便當(弁当の意味)」と名前のついた料理を注文すると、ごはんの上に豪快に色々と乗っかったものが出てきます。

副菜は別のお皿に盛り付けて・・・が基本の日本人からすると、その見た目はいささか強烈です。

 

肉肉しい。そして全体的に茶色い。

上に乗せられるだけ全部乗せました!!!!!という迫力満点の一品。

チキンはじっくり煮込まれていて、ご飯が進む進む。

 

付け合わせのタケノコがこれまた美味しいんですよね。

「便當」の名のつくメニューには必ず乗っているといっても良い、副菜のキング。

 

この量はちょっと無理かな・・・と思っていても、意外とぺろっと食べられてしまうから不思議です。

 

「台湾飯は、ご飯の上にあれこれ乗っている」

そういうものなんだと思い始めたのは、台湾生活始まって3ヶ月目のことでした。

 

よくよく考えてみると、家でご飯食べる時もみんなで大皿をつつくスタイルが定番で、さらには取り皿を使わずおかずは全てご飯の上にとって食べるのが基本の台湾。

 

洗い物が少なくてラッキーと密かにガッツポーズしたのは、内緒です。

 

魚も上になんか乗せる

何かと上に乗せるのが台湾流のようです。

これは苦瓜が乗っていますが、麻婆豆腐が魚の上にかかっていた時はさすがに動揺しました。(苦笑)

美味しいんですけどね。魚はやっぱり日本の方が好みです。

 

匂いはどこまでも強烈に

一見なんの変哲も無い豆腐の煮物に見えることでしょう。

けれども、残念ながらこれはただの豆腐では無いのです・・・。

じゃあ一体何なのかと言いますと、強烈な臭いを放つ「臭豆腐」と呼ばれる代物です。

一般的なのは、夜市などで見かける機会の多い揚げてあるタイプの方。

ですが、こっちは揚げる前の「生」のタイプです。

 

夜市でのあの強烈な臭い。

確かに臭いですが、あれはまだまだ序の口だったのでした。

 

ある日のこと。

外出から帰って来て家のドアを開けた瞬間に、なんとも表現しがたい強烈な臭いに包まれた衝撃。

本気で鼻がもげるかと思うレベルで臭い。

 

そんな中、義母はキッチンの中で何事もないかのように大量の臭豆腐を煮ていらっしゃる・・・

夫はリビングでゲーム中。

 

「えっ!?臭くないの?」

 

逆に普通にできない自分が申し訳なくなる始末。

 

そして、恐れていた夕食タイム。

 

義母に満面の笑みでススメられる、白い物体。

 

コワイ、怖いんだ。なぜなんだ。なぜみんな何も感じないんだ。

 

何度もいうが、臭いんだーーーーー!!!!

 

と心の中で叫びながら一口。

 

このやろう、美味いじゃないか。臭いのに、美味いじゃないか。

 

なんか悔しい。これが私と「臭豆腐」との出会いでした。

 

血もいただく

こちらは、鴨の血で作った「鴨血(ヤーシエ)」という食べ物。火鍋には必ず入っている、定番の具材です。

私は初めて食べた時、これがまさか “血” から作られたものだなんて思ってもいませんでした。

 

この美しいプルンプルンの物体。

キュッキュッとした食感が最高〜!!なんて美味しいのかしら。

台湾人の言葉を借りていうと「很Q~」(※プリプリしていて弾力があるという意味)

 

夫に満面の笑みで「こんなに美味しいものを教えてくれてありがとう」と伝えたら、満面の笑みで、それ「血」だよ〜と。

 

はいはい、そうですよね。

こんなにQQしてるの、血に決まってますよね。

 

「血なんかいっ!!!」

そういえば台湾に来てから、一人ツッコミが増えたような。

 

市場へ義母と買い物へ。

何やら茶色い物体が浮いた桶を物色し始める義母。

 

今日はお鍋だからねー。

 

「あっ・・・」と悟った私。

 

にしても、こんな感じで売られていることにびっくり。

 

台湾って本当に面白いと思ったのでありました。

 

ちなみに、私は「鴨血」大好きです。辛い料理との相性抜群で、食感が癖になります。

 

食べる機会があれば、ぜひお試しください。

 

チキンはリアルさを求める

基本は骨つき

チキン弁当(便當)なので、もちろん上に乗っかっています。

でもね。よーく見ると、骨ごとぶつ切りにされているではありませんか。

そうなんです。

台湾は骨付きが基本なんです。骨なしの方がむしろ珍しいです。

 

白くてツルツルなのが美しい

ツルンツルン。

これを見た料理好きの義母が一言・・・「美しい」と。

美の基準の難しいことよ。

 

個人的には、ツルツルの鶏肉が実は苦手。

 

なぜかというと、妙にリアルだから。

 

でもね、美味しいんですよ。

 

「クー。」

なんでこんなに美味しいんだーーー。ため息。

 

手で豪快にちぎる

「なんてワイルドな!」と一番感じたのはこれかもしれません。

こんがりと焼けた色が美しい「手扒雞」という料理です。

 

どうやって食べるのだろうと静かに待っていたところ、夫が軍手をはめ出したではありませんか。

そして、容赦なく身を引き裂いていきます。

 

熱い!と言いながら、手を休めることなく、一気に引き裂く引き裂く。

 

そして、あっという間にバラバラに。

ここまでくると、もう斬新〜としか言いようがありません。

 

そして、後から漢字をみて納得。

「手扒雞」の「扒」は「剥ぎ取る」という意味があるので、字のごとく「手で剥ぎ取るチキン」だったのです。

 

雞油につけながら頂くのですが、これがもう言葉にならないくらい美味しくて、チキンさんごめんなさいと言いながらあっという間に完食。

 

宜蘭に行くと必ず食べる一品なのですが、ワイルド度MAXでめちゃくちゃ美味しいので機会があればぜひ挑戦してみてくださいね。

 

もちろん爪の先まで美味しくいただく

台湾は、内臓をよく食べます。

というより、余すことなく上から下までいただくといった方が正しいかもしれません。

こちら、美味しそうな「唐揚げの甘辛煮」に見えますよね。

でも、チキンはチキンでも、これはチキンの足の部分。

中国語では「雞爪(ジージュア)」と言います。

 

これはまだ、言われなければ分からないレベルなので美味しく頂けますが・・・・・・

 

私が思わず「ヒィ」と声にもならない声をあげたのがこちら。

(かなりエグいので、覚悟の上ご覧ください)

黒いしなんかもう、無理。

しかも、これは義母が家で作ってくれた「麻油雞」の中に入っていたもの。

 

「温まるから。しっかり食べてね!」

 

そう言われましても。

 

無理だわ。これだけは絶対無理。

 

ワイルドにもほどがあるぞ。

 

そう思った、台湾飯なのでした。

 

おしまい。

 

美味しい台湾飯

≫ 台北で美味しい鶏肉飯(ジーローハン)のお店「冠鼎鶏肉飯」

≫ 日本人の口に合う台北でおすすめルーローハン「四方阿九魯肉飯」

 

 

\ 事前予約で台湾旅行がグッとお得&便利に!/

  • 日本語ガイド付!九份・十分ナイトツアー
  • QRコード提示ですぐ入れる!国立故宮博物院入館チケット
  • 待ち時間短縮!鼎泰豊のお食事券
  • 桃園空港で受け取れる悠遊カード etc…

おすすめパッケージはこちら >>

pick up

台湾台北3月の気温と服装 1

私は現在台北に住んでいますが、台北の3月はコートを着る日も多くまだまだ寒いです。 3月後半あたりから徐々に暖かくなり過ごしやすい気候となるので、この時期は季節の変わり目と言えます。 ということで今回は ...

2

  結論からいうと、台湾の場合はネットが使える環境を用意しておいた方がいいです。 もし何かトラブルがあった時でも、ネットがあれば何かしらの対応を早い段階で取ることができます。   ...

台湾旅行必要なもの 持ち物リスト 3

もうすぐで、待ちに待った台湾旅行♪ 嬉しい反面、忘れているものはないかと、とても心配になりますよね。 でもご安心ください。 この記事では、 台湾旅行で必要なもの(必須!) あった方が良いもの 不要なも ...

4

  海外旅行の際に持っていくカバンですが、ネットではいろんな意見が飛び交っていて本当に悩みますよね。 私は現在台湾に住んでいますが、実際のところ治安はとてもいいです。 しかしながら、観光地で ...

台湾でやってはいけないこと 注意点 5

台湾には、日本よりも厳しいルールが存在します。 法律で決められていることは、違反すれば外国人でも罰金となる可能性も。 せっかくの楽しい旅行で罰金を払った、ケガしたとならないように、注意すべきことを事前 ...

6

  フリープランで空港とホテル間の送迎がない場合、自力で台北市内のホテルまで行かなければなりません。 初めての海外・初めての台湾旅行だと、無事にホテルまでたどり着けるかとても不安になりますよ ...

7

  台湾旅行も何度目かになって来ると、そろそろパイナップルケーキ以外のお土産も気になりだす頃。 色々と調べていたら、台湾はピーナッツが有名らしいと、この記事にたどり着いたのではないでしょうか ...

8

  海外旅行のホテル選びというのは、土地勘がないために思いのほか頭を悩ませますよね。   私は現在台北に住んでいますが、台北はMRT(地下鉄)が縦横に走っており移動はとても便利だと ...

-ひとりごと