新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大により、予定していた台湾旅行をキャンセルするか迷っている方もいらっしゃると思います。
下記に、現在の台湾の状況と台湾旅行での注意点をまとめました。
参考になれば幸いです。
台湾入国時の注意点
入国に関して
- 健康質問票への記入・提出が義務化
- 入境制限あり
台湾へ入国する際の注意点は、下記の通りです。
健康質問票への記入・提出が義務化
台湾入国に際し、健康質問票への記入と提出が義務付けられています。
健康質問票は、中国語では防範新型冠狀病毒肺炎旅客入境健康聲明卡(the Novel Coronavirus Health Declaration Card)。
引用:台北駐日経済文化代表処
- 質問票に回答し、入国審査で入国カードと一緒に提出
- 拒否・妨害・不正な回答を行なった場合、1万〜15万台湾ドルの罰金
注意点
重要
台湾滞在時の電話番号と住所を事前に確認しておくこと
入国カード記入の際、滞在先はホテル名だけでOKですが、健康質問票の方は住所と電話番号が必須となります。
そのため、滞在先の情報は、予めメモにとっておくようにしましょう。
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入境制限あり
過去14日間に中国大陸・香港・マカオを訪れた人、またこれらの地域に居住している人の台湾への入境は認めない
引用:TAIWAN TODAY
過去14日間に中国大陸・香港・マカオを訪れた人や、これらの地域に居住している人の台湾への入国が禁止されています。
ただし、台湾居留証を所持する外国人の場合は、渡航歴があっても入境は可能。
その場合は、14日間の「居宅検疫対象」となりますのでご注意ください。
観光地や交通機関の対策
対策
- 行天宮:マスク着用必須
- 故宮博物院:入場者に体温検査を実施
- 店舗:入店時に手の消毒や体温検査
- 台湾鉄道:深刻化すればマスク着用を義務化する方針
観光地でも、新型コロナウイルス対策として上記のような措置がとられています。
店舗の対応に関してはお店ごとに異なりますが、入店時に体温検査を実施するお店が増えつつあるという印象です。
また、台湾鉄道は今後、感染状況が深刻化すれば、政府の措置に合わせて乗客のマスク着用を義務化する方針とのこと。
万が一指導に従わなかった場合、乗車を拒否することもあるそうですので注意が必要です。
現在マスクは政府が管理
現在、台湾国内で生産されるマスクは全て政府によって買い上げられ、供給・管理されています。
2月6日からは、マスクの購入に実名制を導入。
台湾でも、依然としてマスクが手に入りにくい状況が続いており、必要な人に公平に供給するための措置となります。
マスクの購入条件は下記の通り。
購入条件
- 販売は国民健康保険(健保)の特約薬局に限る
- 健保カード(台湾の保険証)提示が必要
- 購入は7日間に1人2枚まで
- IDナンバーによって購入可能な曜日を制限
- 価格は1枚5元(約18円)
詳しくはこちら ≫台湾、マスク購入を実名制に 6日から 7日間に2枚まで/台湾
現地でのマスク購入は難しい
購入に関して
- マスク購入には台湾の保険証が必要
- スーパーやコンビニでは販売していない
- 日本で準備してから台湾に来るのが◎
上記の通り、マスク購入が可能なのは、健保カード(台湾の保険証)を持っていることが条件となります。
よって、健保カード(保険証)を持たない外国人旅行者が現地でマスクを購入することは、大変難しい状況です。
(一応、健康カードを持っていない場合でも購入できるよう合理的支援をするとのこと)
また、「販売は国民健康保険(健保)の特約薬局に限る」ため、スーパーやコンビニでは販売していません。
どうしてもマスクが欲しい場合の購入の流れ
健保カード(保険証)を持っていないけれど、どうしてもマスクを購入したい場合は、下記のような流れになります。
※健保カード(保険証)がなくても購入可能か、事前に確認することをお勧めします
流れ
- お店ごとに開始時間が異なるため、まずは時間をチェック(店頭の張り紙にて)
- 30分(場合によっては1時間)以上前に並ぶ
- 保険証と10元を支払い(2枚分の代金)、番号札をもらう
- その後、指定された時間に番号札を持って再度特約薬局を訪れ、保険証返却とマスクを受け取る
私がマスクを購入したお店は上記のような流れでした。
11時開始だったため、10時20分に行って並び11時過ぎに番号札をゲット。そして、16時以降に再度訪れ番号札と引き換えにマスクと保険証を返却。
このように、特約薬局に行けばすぐに購入できるというわけではなく、かなり手間がかかります。
また、在庫に限りがあるため、売り切れとなる可能性もあり。
以上の理由から、マスクは日本で準備してから来ることをオススメします。
観光地などの様子
台湾は6日から、中国各省市に居住する中国人の入境を全面的に見合わせる措置を開始した。
引用:フォーカス台湾
台湾は、中国人観光客の入境を6日から全面的に禁止しています。
台湾政府はこのように水際対策を強化しており、感染拡大の防止に努めている印象を受けます。
台湾の観光業界に大打撃
しかしながら、水際対策の強化は、台湾の観光業界を直撃しています。
先日夜市に行ってみましたが、人通りは少なく、営業を控えているお店もチラホラ見受けられました。
事前に営業確認をする
レストランなどを訪れる際は、事前にお店のHPやFacebookで “今日営業しているか”を確認の上、訪問することをお勧めします。
まとめ
まとめ
- 健康質問票への記入・提出(入国審査時)
- 台湾滞在時の電話番号と住所を事前に確認しておく
- 入境制限あり
- 観光地では、マスク着用必須や入場者に体温検査を実施している場所もあり
- マスクは台湾入国前に予め準備しておく
- レストランなどは、事前に営業確認の上訪問が◎
参考になれば幸いです。
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