
冬に台湾旅行に行く予定だけど、気温20℃だから上着は必要ない?
冬の服装選びで注意することがあれば、詳しく教えて欲しいな。
台湾旅行の日が近づいてきてワクワクする反面、意外と悩むのが「服装」ではないでしょうか?
年中常夏のイメージがあるため、冬の服装がイマイチ想像できないですよね。
結論から言いますと、台湾にも冬はあります。
「しかも、コートを着るくらいに寒く、短パンで来ると絶対後悔します!!!」
(台湾在住の私の経験談)
他にも、日本とはそもそも「冬」に対する考え方が異なるため、日本と同じように考えていると服装選びで失敗してしまう可能性も。
ということでこの記事では、冬の服装選びで知っておくべき知識・注意点に重きを置いて解説していきたいと思います。
参考になれば幸いです。
目次
台湾の20℃と日本の20℃の違い
日本で「気温20℃」というと、どちらかといえば “暖かいイメージ ” がありますが、「台湾の気温20℃」はその逆で “寒いイメージ” です 。
そもそも、氷点下になることが滅多にないため、捉え方が違うと言われてしまえばそれまでですが・・・。
気温20℃の感じ方にフォーカスした場合、寒く感じる理由は主に下記だといえます。
「濕冷」という独特の寒さ
台湾の冬は中国語で「濕冷」と言います。
日本の乾燥した寒さとは違い、実際の気温よりもかなり肌寒く感じるのが特徴です。
これが、なんとも言えない寒さなんですよね。

「あれ?20℃って、こんな寒かったけ?」
「日本の20℃だとコートなくても大丈夫だけど、台湾はコート必要!」
表現が難しいのですが、冷たい空気が体のまわりに常に纏わり付いているような不思議な感覚です。
風は吹いていないのに、冷気を服の中にまで感じて身体が内側から冷えていく寒さとでも言いましょうか。
「濕冷」と書いて字の如く台湾は冬でも湿度が高ため、余計に寒く感じるのだと思います。
冬の体感気温は気温マイナス3℃くらい
気温が20℃以下の場合・・・体感気温はマイナス3℃〜5℃
気温が20℃を下回ってくると、体感気温は気温のマイナス3℃〜5℃くらいになると心積もりしておくのが◎。
例えば、現在の気温が20℃だとすると、体感気温は15℃〜17℃くらいです。
(冬)服装選びで知っておきたい
この季節の服装選びでは、台湾人の「冬」に対する考え方を知っておくと失敗しなくて済みます。
まず、夏が長い台湾では、“冬はすぐに去るため、堪え忍ぶもの” という考えが根付いています。
そのため、我が家は断熱材は使われておらず、壁はコンクリート・床はタイルという完全なる常夏仕様の家となっています。
夏は比較的涼しいのですが、冬は本気で寒くて家でもダウンを着て過ごすのが定着しています。
さらに驚いたのが、この二つ。
暖房設備がないので自分で防寒対策を!
まずは、冬を乗り切るための「暖房設備が一切ない」こと。
家のエアコンはクーラーのみで暖房はなく、台湾で中級クラスのホテル(一泊1万前後)に泊まった際も、暖房はありませんでした。(涙)
あるのは送風のみ。
寒さには強い方ですが、さすがに暖をとる場所がないというのは辛いものです。
日本のように室内に入れば暖房がガンガンに効いていてアツい!なんてことは一切ないので、必ず自分で防寒対策をしましょう。
クーラーがかかっている事も
寒くてマフラーをぐるぐる巻きにしているのに、クーラーがかかっている・・・
なんて事もよくあります。
バスやローカル食堂に多く、ここでも自分の身は自分で守るしかありません。
日本では、室内に入った時に暑くないようにと、コートの下は薄着というパターンが一般的かもしれませんが、台湾ではしっかり着込んでおくことをオススメします。
また、寒がりな方はカイロなどを持参するのが◎。
オススメの服装
以上を踏まえたオススメの服装がこちら。
- 冬用のコート
- 長袖(気温によってはヒートテックもあり)
- ニットや厚手のカーディガン
- 動きやすいズボン・スカート
- スカートの場合は厚手のタイツ
- スニーカー(歩きやすい靴)
基本的には、日本の12月(10℃〜15℃くらい)の服装でOKです。
ココに注意
ただし、日中の気温が25℃を超えてくる場合は、体感気温は逆にプラス3℃ほどになりかなり暑いので要注意。
台湾の冬は気温差が激しいので、服装選びは本当に難しいです・・・。
あくまで、日中の気温が20℃以下の場合の服装例として参考にしてください。
台湾旅行の注意点ピックアップ
その他、台湾旅行で特に注意すべきことは下記です。
中には、「知らなかった!」では済まされない事もあるので、海外旅行の際には必ず渡航先のルールを理解しておきましょう。
旅行中に気をつけること
旅行中
- MRT(地下鉄)での飲食は禁止
- 右側通行
- 交通マナーは良くないので交差点では特に注意
- ローカル食堂では水の提供はないので飲み物は持参
- トイレットペーパーは流せない所がある
- 物乞いが多く、駅や交差点で花や物は受け取らない
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空港で
現在アフリカ豚コレラの影響で、台湾の動植物検疫はかなり厳しくなっています。
肉類の持ち込み禁止は当然のこと、牛や豚味のせんべいまで持ち込み不可となっているので、スナック類を持ち込む予定の方は要注意。
また、侵入防止対策として、入国審査手前でX線検査を実施中。
ただし、日本からの渡航客は免除となっているため、飛行機を降りたとことで「X線検査不要の識別カード」を取る必要があります。
詳しい流れは下記記事にまとめていますので、詳細はそちらをご確認ください。
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まとめ
台湾は亜熱帯ですが、冬は思いの外寒いです。
また、日本のように暖房設備が完備されていないため、室内も室外も気温はほぼ一緒。
日本のように室内で暖を取れると思っていると台湾に来てから後悔することになるので、防寒対策はしっかりとしておきましょう。
以上、台湾から現地情報をお届けいたしました。
参考になれば幸いです。
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